カテゴリー別アーカイブ: ①生物生産科

牛のエサ準備

ある秋晴れの日の農業実習。

牛のエサとなる稲ワラ集めがありました。水田で栽培した稲のワラ(茎や葉)を乾燥させ、専用の機械(ロールベーラー)で、直方体(四角い固まり)に整形し、牛のエサとして利用します。今日の実習は、その稲ワラを貯蔵用のハウスに運ぶ作業です。大変な力仕事ですが、生物生産科2・3年生の飼育類型が力を合わせてがんばりました。DSC00859DSC00857DSC00854DSC00852DSC00850DSC00849DSC00848

お米販売始まります!

稲刈りが無事終了しました。夏の長雨と、台風18・19号の被害もあり、岡山県の作況指数は96「やや不良」でしたが、本校は豊作でした! 今月18日よりライスセンターで保護者向けの販売を開始いたします。12月6日(土)のシクラメン祭では、一般の方にも販売させていただきますので、美味しいお米を買いに来てください!

お味噌の準備もしています。

イネレンジャー稲刈り稲刈りみそくり味噌パック

動物愛護活動(その2)

IMG_1487IMG_1467IMG_1469IMG_1470IMG_1473IMG_14719月に赤磐市で行われた「あかいわ動物ふれあいフェスティバル2014」(会場:山陽ふれあい公園)に続き、11月2日(土)に岡山県動物愛護センター(岡山市北区御津)で、「県動物愛護フェスティバル」が開催され、各団体から動物愛護に関する23ものイベントがありました。本校からの参加は、生物生産科2年生の「動物愛護標語」と「自慢のペット写真」の応募です。動物愛護館のロビーに応募作品が展示され、参観者から「なかなか説得力のある標語だね」、「かわいいね。ワンちゃんのしぐさ。」など口々に温かい評価をいただきました。これらの応募作品はイベント当日、人気投票が行われ、その結果が後日発表されます。「全員入賞」の吉報を待っています。

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「やすかつひら」から「あんどうひろき」の仔牛が・・・!!

受精卵移植をしました。ドナー(受精卵を提供する牛)が「あんどうひろき」です。 レシピエント(受精卵をもらって妊娠する牛)が「やすかつひら」です。

前日に先生が授業をした内容が実際に目の前で行われます。
岡山家畜保健衛生所の金岡獣医さんが移植を担当して下さいました。
まず、直腸検査で卵巣に黄体(おうたい)があることを確認します。その後、外陰部をきれいに消毒します。「あんどうひろき」の受精卵を融解し、受精卵の移植器にセットして移植の開始です。

外陰部の消毒

受精卵の融解と移植器にセット

受精卵の移植

 

 

 

 

最近の受精卵移植器黄体維持のための注射

 

 

 

 

最近の受精卵移植器は、使い捨てだそうです。子宮深部に注入しやすいように移植器の先が柔らかく曲がるように設計されていることや移植が成功すると14日後に発情がないことを教えていただきました。思ったより簡単そうで、人工授精とあまり変わらない感じがしました。本校で1番能力の高い「あんどうひろき」の子供が生まれたらいいのになぁ。

江西小学校と稲刈り交流(生物生産科)

   10月2日に生物生産科栽培類型3年の指導で江西小学校5年生が稲刈りをしました。6月末に植えたイネが実りを迎え 楽しい稲刈りになりました。刈ったイネは結束して「はで干し」をしました。

 収穫後に白米になるまでの過程についてもライスセンター内にある設備を見ながら説明しました。

稲刈り交流 はで干し ライスセンター 

動物愛護ボランティアに参加

全国的行事の一つである「動物愛護週間」が始まりました。期間は9月20日から26日。国や地方自治体は「動物愛護」ふさわしい行事を数多く実施します。岡山県でもさまざまな行事が企画されていますが、地元、赤磐市でも「あかいわ動物ふれあいフェスティバル2014」が山陽ふれあい公園で開催されました。本校からは生物生産科2年生の井上光君が実施ボランティアとして参加しました。内容は「日本愛玩動物協会岡山支部」が企画した「動物○×クイズ」、「動物風船」、「ワンちゃん障害物競走」のお手伝いをしました。井上君は、多くの来場者、イベント参加者に笑顔で対応し、主催者からも「明るい態度がいいね。来年もぜひ参加して。」とあたたかい言葉をいただきました。

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牧草の収穫(第3回目)

本校で飼育している牛のエサとして利用する牧草の収穫(刈り取り)が行われました。生物生産科の生徒が収穫用の特殊な機械を操作し、「牧草の刈り取り」、「水分調整」、「ロール巻き」、「ラッピング」、「積み上げ」と、流れ作業で進んでいきました。暑い中での作業でしたが、愛情もって育てている牛達にためみんなの力を結集させ作業は無事終了しました。

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「みそくり」 始めました。

生物生産科栽培類型では、毎年1月に本校で収穫したお米と、大豆、塩、麹、そして水だけで味噌を仕込みます。人工添加物ゼロの、体に優しく美味しい味噌です。発酵を進めるために、本日3年生が「みそくり」をしました。12月のシクラメン祭りで販売する予定です。是非、買いに来てください。

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『特別講演とシンポジウム参加して』 生物生産科

日本胚移植研究会大会に参加して 岡山大学で行われた第21回日本胚移植研究会大会の特別講演とシンポジウムに行ってきました。正直に言いますと難しすぎる内容でした。でも発表者の先生方と会場の出席者方の討論では、何か畜産の奥深さと熱心さが伝わってきました。獣医さん中心の会で難しい単語の連発でしたが、「受精卵の移植が畜産経営の未来を明るくする方法の一つになるんだ」というのが伝わってくる大会でした。シンポジウム

高校生もかなり出席していたので「みんな、わかるのかなぁ」と思えました。講演を1番前の席で聞いて録音したので、また帰って聞いてみたいと思います。

『はなはなてる』県大会へ出場決定!! 生物生産科

10月18~19日に真庭市で行われる第69回岡山県畜産共進会に若雌の部で出場が決定しました。はなはなてる
9月9日にJA全農おかやまの柴田憲志先生に学校に来ていただき、体側や体型、牛の能力などの総合的に見て頂き、出品基準に達しているので出場が決定しました。体高胸深尻長 出場牛は『はなはなてる』本校の牛の中では、1番能力の高い牛です。次期、期待のエースです。柴田氏「胴のびや胸深、胸囲は平均値以上である。ただもう少し体高が低いのと肩後の充実がほしい。それと過肥が・・・。」課題をたくさん頂いたので後1ヶ月できることを最大限頑張るのみです。ダイエットと肩後の充実のための運動量を上げなくては!!

農業クラブ家畜審査競技 乳牛の部に参加して 生物生産科

「家畜審査競技」 =「牛の善し悪しを見分ける目」を競う競技です。家畜を飼育する上で「いい牛」を見分けることは経営に直結します。そんな知識を勉強してのぞみました。家畜審査開会式 しかしです。学校にはホルスタイン種(乳牛)はいません。先生から頂いた資料が頼みの綱です。実際の勉強の仕方は・・・。実は、スマホです。YouTubeの動画を見て勉強しました。それとラスト2日で先生が借りてきた共進会のDVDでした。こんな状態で参加したのですが、正直に言うと映像ばかりで実物を前にするとやっぱり違いすぎて難しかったです。成牛の歩行審査レッドの牛もいるのにビックリ子牛もいます。どれが良い牛2年生も頑張っています。
結果は思ったよりもできていて、「育成」は出場した6人ともがバッチリで、もしや「最優秀賞?」の期待もありましたが、「成牛」が大きく違っていて、家畜審査の奥深さを感じた1日でした。

結果は団体3位で「優秀賞」でした。来年はさらに上をめざして・・・。

子牛の出荷2

本校で昨年12月に生まれた牛が大きくなりました。

牛は家畜(経済動物:農業生産を目的とした動物)なので、その目的を果たすために、次のステップに進まなくてはなりません。今回のステップは、肥育(子牛を太らせて肉にする)農家への販売です。子牛は真庭市にある家畜市場でセリにかけられます。

生徒たちは日頃手塩にかけて育てた子牛がセリの会場で輝いて見えるよう最後のブラシかけを心を込めて何度も何度も行いました。

そして無事にセリは終了し、あたらしい飼い主も決まりました。ちょっぴり寂しい気持ちはありますが、新しい牧場で大きく育ってね。

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将来への道標(農業インターンシップ)

夏休みの期間を利用して、生物生産科2年生2名(稲田、石川君)が池田動物園(岡山市北区京山)で動物飼育に関するインターンシップ(就業体験)を行いました。期間は6日間で、ふれあい動物園、鳥類、草食獣、肉食獣・・・さまざまな動物の飼育管理、展示方法などについて学びました。

高校では家畜の飼育については学んでいますが、動物園の動物たちはまったく違います。緊張感を持って体験したことは、生徒にとって将来の進路決定の一つの道標になったと思います。

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『ヒナから食卓まで』この題名で…!!⑦ 生物生産科

体側中足骨長今日は最後の体側です。体重と中足骨長を測定します。チャンキーブロイラーの飼育は終了です。生物生産科2年生飼育類型が全員集合しての実習です。と殺②と殺①と殺③

と殺、放血、湯煎(ゆせん)、脱羽、腸ぬき、冷凍保存が午前中のメニューです。各自一人ずつ交代で3羽のと殺を行います。放血が終わると湯煎・脱羽と続きます。湯煎

腸ぬきは産卵鶏のボリスブラウン種の廃鶏や雄鶏と比べると、ずいぶん大きいので手がスムーズに入って意外と簡単です。だけど大きくて重い!!腸抜き①腸抜き②樽つめ

腸ぬきが終わると樽に詰めて冷凍保存です。これから、どんな加工品なって食卓にあがるのやら………。

まだまだつづく。『ヒナ卓物語』

私たちは何をしに……!!   生物生産科

この姿は? 私たちは、岡山市の長谷井商店に見学研修に行ってきました。
課題研究で取り組んでいる鶏肉を使った薩摩揚げの製品化に向けた取り組みでの課題解決のためにプロのご意見を伺いに行ってきました。
そこで、目から鱗が落ちるような大きな発見とヒントをもらえたとも思います。

衛生管理 まず、食品工場の衛生管理の徹底。製品工場に入るまでに制服への更衣、手洗い、衣服へのローラーがけ等、衛生管理に対する考え方にいまさらながら痛感しました。

薩摩揚げ②薩摩揚げ①

 

 

 

 

また、揚げた時の色の違い。自動フライヤーの温度や構造。サイレントカッターの温度と使い方。材料・調味料の投入の順番、調味料の使い方等。突き当たっていた壁が壊せれる様な感覚を得たように思います。商品化に向けて頑張れるエネルギーをいただけました。

長谷井商店前にて 長谷井商店の皆様、説明してくださった井上さんありがとうございました。

牛の出荷(さかえさわひろ ♀) 生物生産科

出荷前日に牛の手入れです。全身にブラシがけと蹄をきれいに洗ってあげます。
さかえさわひろの手入れ 市(いち)の前日の午後4時に真庭市の家畜市場に運んでもらう為に、牛運搬用のトラックで学校から運搬のプロに運んでもらいます。牛さん、家畜市場でまた合いましょう。トラックに乗せます。家畜市場で会いましょう。
家畜市場にて、生物生産科2年生6名が出荷の準備中です。体側と体重測定、ブラッシング。
家畜市場で最後の手入れ。家畜市場で体側家畜市場で体重測定 いよいよ学校の牛のセリの始まりです。いい値がつきますように!!お買い上げありがとうございます。 セリ値は、49万5千円????????
海野畜産さん、お買い上げありがとうございます。サシの入ったいい和牛に肥育して下さい。よろしくお願いします。

『飼育類型実習風景』 生物生産科

本日の4時間実習の内容です。牛班は、2日分の飼料の袋詰めと,

牛たちの各部屋の除糞(掃除)です。
除糞 各部屋ごとの粗飼料(乾草類)と濃厚飼料(穀類)の計量を行います。間違うと牛が下痢などになるので注意が必要です。乾草の計量濃厚飼料の計量 ニワトリ班は集卵と洗卵です。集卵は、列ごとに産卵率を把握する為に、卵の数を数えます。また、破卵や汚れた卵も最後に集めます。次に洗卵室で計量して洗卵です。洗卵機を通すと殺菌・消毒してサイズごとにわけてくれます。サイズごとに箱詰めして出荷の準備です。集卵先卵①先卵①

飼育類型全国大会参加者決定!! 生物生産科

生物生産科、飼育類型の農業鑑定競技全国大会参加者の2次選抜会が開かれました。
今回は、「選択問題なし」、「記述問題のみ」問題で、前回の農業鑑定競技の正解率の高い5名が1週間の勉強期間を経て、2次選抜会に参加しました。

鑑定2次選抜者

 

 

 

 

さすがに難しく、正解者がゼロの問題もいくつかありました。

鑑定② 鑑定③鑑定①

 

 

 

 

その中で、さすが農業クラブ会長の大森雄貴君がダントツの正解率で代表に選ばれました。

会長

 

 

 

 

全国大会までにさらに勉強して、入賞を目指して頑張って下さい。

『ヒナから食卓まで』この題名で…!!⑥ 生物生産科

1学期期末考査のため報告が1週間飛んでしましましたが、その間に大きく変化が現れてきました。チャンキー①

各区(ハーブ給与区、油脂給与区、対照区)ごとに変化も若干感じますが、何より大きく違うのは、個体差です。同じ区で飼育されているチャンキーブロイラーで1Kg以上の差が出来てきたことです。体重の軽い個体体重の重い個体

単に雄・雌の差? それとも個体差? 現在調査中ですが、何が原因なのか大きな疑問が発生しました。あと2週間ほどで、「と殺」です。何らかのデータが出そろうと思いますのでまた報告します。

『はじめての牛の出産』 生物生産科

栽培類型の実習が終わって,圃場から帰っていると先生から『牛の出産が始まったよ!!』こんな連絡をもらいました。入学して1回は絶対に出産には立ち会いたいと思っていました。牛舎に行くと陣痛が始まり、足が少しのぞいています。足が見えます 『引っ張ってみるか!!』との声。どのくらいの力で?。どの方向に?。わからないまま、言われるがままに、『陣痛にあわせて!!』でも夢中で・・・。でもかなり手加減しながら??助産中 そんな思いで引っ張っていると鼻が見え始め。顔がダンダンと見え始め。『一気に引っ張り出すよ!!引いて。』後はスルスルと出てきました。拭いて①拭いて②『息しとる』『顔ふいて』初めての体験では大きすぎる経験になりました。母子ともに元気だ

母牛・・・さわはやふく(初産)   仔牛 雄  体重23kg