先日、創立95周年記念式典の中止を掲載しましたが、在校生徒に創立記念日を伝えるためZOOMにて、校長と同窓会長の代理として本校同窓会事務局長が挨拶を行いました。
「 校長式辞 」
朝夕にしっかりと秋を感じる季節となりました。本日は、オンラインによる創立95周年記念式を行うこととなりました。
本校は、大正15年に開校し、第1回の卒業生は、わずか35名ですが、大正、昭和、平成、令和と95年の歴史で、卒業生が11,974名となりました。今の3年生が来春卒業すると12,113名となり、1万2千という一つの区切りを超えることになります。また、現在の校名は、36年前に、生活デザイン科の前身である「家政科」2学級が加わり「瀬戸農業高等学校」から、「瀬戸南高等学校」に校名が変更されました。
さて、この夏休み、長寿命化工事のため、校長室にある本棚を整理しました。そこには本校の歴史をつづった資料が何種類もありました。その中には、42冊の「句集・しくらめん」が、毎年1冊ずつ本棚に並んでいました。「句集・しくらめん」というのは、今年度、3Dの中尾委員長を中心とした川柳委員会が、活発に活動し、全校生徒と教員が一体となった長年の活動として、テレビや新聞にも多く取り上げられましたが、その川柳委員会の1年間の活動をまとめたものが、「句集・シクラメン」となります。
昨年度の第42号はこのA4版です。第1号となる創刊号は、この一回り小さいB5版で、昭和53年に発行されました。発行所は「瀬戸農業高等学校・文芸クラブ」と書かれています。この「句集・しくらめん」を創刊した理由は、「心の教育」を目標として、豊かな感情、感動の涙、心からの笑顔をもって、生き生きとした高校生活を送ってほしいとの願いからスタートしたようです。この句集の見返しには、42年間にわたりずっと、同じ言葉がつづられています。その言葉を紹介すると、「シクラメンは本校を代表する花であり、生徒に最も親しまれている花である。12月の初めから春まで、次から次へと咲き続けるこの花は、種をまいてから咲くまでに、1年数ヶ月以上もかかる。卒業後も忘れられない花なのである。」と書かれています。
最後に、みんなも本校を巣立っていった諸先輩同様、3年間しっかりと知識や技術を身につけ、将来社会人となっても、心にきれいな花を咲かせる人になってください。以上で、創立記念式の式辞といたします。
「 同窓会長祝辞(本校同窓会事務局長代読 」
本日は創立九十五周年の記念日です誠におめでとうございます。
本校は大正十五年の創立以来、機構・校名の変更など幾多の変遷がありましたが、「地域づくりは人づくり」、それには教育が第一とする建学の精神と信念は今もかわることなく受け継がれています。母校を中心とする自然環境も今に受け継がれており、母なる砂川と吉井川の恩恵に恵まれ乍(なが)ら光輝いています。県東部一帯の丘陵に発展した果樹の大産地、また、平野一帯の大干拓地を中心として発展し、南部の水田地帯など、環境にも恵まれて多くの同窓生の皆様も力強く活躍されています。
また、生活全般に関する基礎的、基本的な知識の習得をもとに、福祉、保育、食等の面で地域社会との連携をはかり、リード出来る人の育成を日指す生活デザイン科の役割にも、地域から大きな期待が寄せられています。今年度は、本校が関わる外部の人を招いての大きな大会として農業クラブ岡山県大会を予定していましたが、コロナにより中止となりました、校内では先日の体育祭、十一月の桃源祭があります。今後創立百周年に向けて、準備する必要があります。その為に本校の歴史を理解して戴きたいと思います。おわりに母校の益々の発展と皆様のご活躍を心よりお祈りして、お祝いのご挨拶とさせていただきます。
◆「創立95周年記念式典」の開催中止について
会員の皆様におかれましては、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。また、平素より同窓会の活動に格別の御理解と御協力を賜り感謝いたします。 さて、今年10月に「創立95周年記念式典」の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症予防のため大変残念ではありますが、式典の中止を決定いたしました。また、予定しておりました記念講演は来年の創立記念日まで延期とさせていただきます。
なお御質問等ございましたら、本校同窓会事務局までお問い合わせください。
◆「博報通信社」からの連絡にご注意ください!
本校の同窓生に、博報通信社と名乗り、新聞に広告を掲載するなどと、1口2万円の寄付を要求する連絡が入っているようですが、本校同窓会とは一切関わりありません。知り合いの同窓生の方々にも気をつけるようにお知らせください。
◆「人事新報社」からの往復はがきにご注意ください!
数年前にもあったようですが、最近再び「人事新報社」という会社から本校卒業生あてに「岡山県立瀬戸南高 等学校同窓名鑑」発行の案内はがきが送付されています。「人事新報社」は本校同窓会とは全く関係がなく、データ管理・調査委託は全く行っておりません。
「人事新報社」の調査に返答する義務はなく、はがきを返送された場合、個人情報が流失する危険性があり、本校同窓会としては責任を負いかねますのでくれぐれもご注意ください。
なお、「人事新報社」に関しましてはすでに多くの高校・大学等のホームページで注意を呼びかけております。