カテゴリー別アーカイブ: ②園芸科学科

今日の総合実習(草花類型2年生)

3月19日。ストックの八重鑑別を園芸科学科2年生が行いました。ストックは、同じ品種にもかかわらず、種をまくと一重咲きの花の苗と八重咲きの花の苗が約1:1の割合で現れます。2月25日に播種した苗が、現在、本葉がのぞき始めているので、この段階で行える鑑別方法を勉強し、実際にやってみました。残した苗が本当に八重咲きなのか、生長してから確認をします。

 

 

 

八重と一重の花     選別中・・・

 

春の苗、準備すすめています(園芸科学科野菜類型)

3月19日(火)、園芸科学科野菜類型の生徒達が販売用の大玉トマト「ホーム桃太郎」の苗をビニルポットに鉢上げしました。鉢上げ作業の目的は、苗を販売できるまでの大きさにするためと、苗の移動などの管理をしやすくするためです。この時期は、ナスやピーマンなどの鉢上げもします。地域の方に喜ばれる苗づくりに毎日励んでいます。

今日の総合実習(果樹類型2年生)

3月18・19日。この時期のブドウの実習は「粗皮はぎ」「石灰硫黄合剤塗布」がメインになります。2年生で二日間の実習を行いました。1年生とは異なり、自分の担当するハウス・温室を任されて実習を進めていきます。品種もそれぞれ異なり、収量にも責任があるため、生徒も昨年の実習とは気合いの入れ方が違います。今年の栽培が順調にいくといいですね。がんばれ!

今日の総合実習(果樹類型1年生)

日増しに暖かくなり、果樹圃場のモモの蕾が膨らみはじめました。
3月18、19日。実習で、モモの「摘蕾(てきらい)」を行いました。今回は、「八幡白鳳」という品種の蕾(花芽)を、着果量の5倍になるように、蕾(花芽)を取りました。ゴム手袋の装着など、安全性に配慮して実習を行いました。岡山特産のモモの良品生産のために、地道な作業がいろいろとありますが、忍耐強くこつこつ実習を進めています。「おいしい桃を収穫し、地域の方に喜んでもらいたい」と、生徒全員で集中して摘蕾した一日でした。

 

今日の総合実習(果樹類型1年生)

3月14・15日、農場の桜のつぼみが膨らんでいます。
3月からブドウの実習で「粗皮はぎ」を行っていますが、今日の実習では、ブドウの樹に殺菌・殺虫効果のある「石灰硫黄合剤」を、ゴーグルやゴム手袋の装着など安全性に配慮して塗布しました。生産量や品質向上のために、さまざまな地道な作業があることを改めて感じているようでした。生徒全員、無我夢中で粗皮をはぎ取り、薬剤を塗布した一日でした。

シクラメン栽培をゴールから逆算!?

3月12日(火)、園芸科学科草花類型2年生が、課題研究でシクラメンの形態調査を行いました。形態とは、花や花梗(かこう:花が咲く茎に似たところ)、葉、茎、球根等シクラメンの器官(部位)のことです。それぞれの器官の数や大きさなどをノギス等を使用して調査しました。参加した9人の生徒が、それぞれ今満開のシクラメンを分解すると、その中には70以上の花や葉があるものもありました。
今回、春の実習でシクラメンのポット上げを行う前に、「ゴールに向かって今から逆算」方式で、この「シクラメンにおける基礎実験」を行いました。この実験によって、栽培した環境(光や温度、土壌、鉢の大きさなど)を振り返りることができ、今年の潅水(かんすい:水やり)や施肥(せひ:肥料やり)、鉢上げのタイミングなどの各管理の役目や修正点が分かります。11月にきれいな花がたくさん上がるように逆算してシクラメン栽培開始です!!!

 

課題研究プレゼンテーションwith瀬戸&瀬戸南高校

3月12日(火)、赤磐市中央図書館1階の多目的ホールで開催された赤磐市主催の「課題研究プレゼンテーションwith瀬戸&瀬戸南高校」に参加してきました。本校からは、パスクラサンの研究発表とブドウの鮮度維持の研究発表を行いました。先輩から引き継いだテーマをこれから発展させて、調査・研究に励もうと考えているときに、このような発表の機会を得ました。

また、瀬戸高校さんのポスターセッションも行われ、7つの発表を聞くことができました。自分たちの進路研究をベースに、調査したり企業に商品開発提案を行ったりと、私たちの研究に通じるものがあり、また、個性ある演出を交えながら発表をされていて、本当に勉強になりました。

モチベーションがとても上がる機会となり、これからのテーマ設定や研究活動に役立てていきたいと思います。
赤磐市の方々、瀬戸高校のみなさん、ありがとうございました。

春作メロン 始まりました

卒業式も終わり、新年度に向けていろいろなところで栽培が始まっています。園芸科学科野菜類型では春作の水耕栽培メロンの種まきをしました。本校のメロン栽培はロックウールを培地とした水耕栽培です。まず、種をまく前にロックウールの表面を少しほぐしたり、種が入る溝をあけるなどの準備をします。準備が出来たら種の向きを確認しながらロックウールに入れます(まきます)。

 

 

 

 

3日後に出た芽

3日~5日もすると種から芽が出ます。気が早いですが順調にいけば5月の連休明けに人工授粉をし、7月に収穫をすることが出来ます。美味しいメロンができるよう頑張って管理しましょう。

今日の総合実習(果樹類型1年)

3月4日(月)。今日もあいにくの雨です。少しばかり肌寒く感じます。
今日は、ハウスブドウの「粗皮はぎ」を行いました。これは、古くて厚くなった樹皮をはがす作業で、樹皮の中に隠れて越冬している害虫・病原菌の除去を目的としています。新梢を傷つけないように、慎重に行っていきました。初めての実習でしたが、順調に作業が進み、予定以上の速さで終えることができました。おいしいブドウを食べるまでに多くの作業があることを改めて実感しました。これからの実習も貪欲に頑張っていきます。

卒業式の生花コサージ作り 

2月27~28日、園芸科学科草花類型の2年23人と1年25人が園芸実習室に集まり、3/1の卒業式で3年生が身につけるコサージを作っています。これは、生花コサージ作りを通して「いのちと心の教育でひとづくり」を体現する、平成18年から継続している大切な行事です。今日は、カスミソウとレザーファン、そしてカーネーションの下準備をしました。今まで練習を重ねてきたので、比較的スムーズに作業は進行しています。明日28日は、メインのシンビジウムの下準備をし、その後に各パーツを組み合わせ、リボンをつけて完成です。3年生のために心を込めて、一生懸命作ります。

 

大玉トマト「麗夏」の栽培はじめました ~園芸科学科~

今日は、園芸科学科1年生が大玉トマト「麗夏」の鉢上げをしました。今年もおいしい大玉トマトを生徒と作ります。

鉢上げとは、セルトレイなどたくさんの苗が生えている箱から、ビニルポットなどの鉢に苗を移し替えることです。鉢の大きさはホームセンターなどで販売されている苗と同じです。慣れない作業で少し時間がかかりましたが、そのうち早くできるようになるでしょう。

2月初めに種をまいて約20日間たっており、しばらく見ていなかった苗が大きく成長している姿に、生徒も感心していました。

「苗半作」です。よい苗になるようしっかり管理しましょう。

 

鉢上げ

春野菜の種まき、はじまりました

4月の苗物販売にむけて、春野菜(トマト、ナスなどの果菜類)の種まきが始まりました。今日はナスとピーマンです。種のまき方にもいくつかポイントがあるので、しっかり説明を受けて、園芸科学科野菜類型の1年生が丁寧にまきました。この後、ポリポットに移す鉢上げなどの管理もあります。しっかり学んで良い苗ができるようになりましょう。

今日の総合実習(果樹類型1年)

2月8日(金)。今日は、モモの「摘蕾」について学びました。枝の種類の復習をした後、摘蕾の方法をグループごとに練習し、休眠期に行う摘蕾の実技をほ場で行いました。モモには1本の樹に1万以上の蕾がありますが、生育の良い美味しい果実を実らせるために、摘蕾、摘花、摘果という作業をして、最終的に200個程度にまで選抜します。1年生が、モモと一緒にスタートを切りました。

模擬会社の株主総会

1月31日(木)、園芸科学科草花類型2年生が、授業の中で1年間行ってきた模擬会社の活動を締めくくる株主総会を開催しました。これは、株券を先生方に発行して資本金を集め、自分たちで育てた草花を利用して加工品を作り、それを販売して利益を上げようという6次産業化の起業家教育の取組です。生徒の中から社長、副社長、部長などを選出し、各自が生産、加工、営業、経理の部署に分かれて担当の仕事をしてきました。試作で起きたいろいろな失敗を乗り越えて完成した今年の商品はハーバリウムです。総会では、株主の先生方からいろいろな質問を受けて対応に苦労していましたが、無事、黒字の決算報告をすることが出来ました。お疲れ様でした。


今日の総合実習(果樹類型1年)

2月1日(金)、今朝は、とてつもなく冷えました。そんな日でも元気に実習です。
今日の実習では、モモの接ぎ木の勉強のため、病気に強い野生種の台木と既存の美味しい栽培種の種子を集め、それをポリポットに播種しました。種子は、ハンマーで中身を取り出し、培養土に植え付けました。また、アーモンドの種子も実験的に播種しました。その後、前回学んだ「男結び」の復習を行いました。接ぎ木の際も、ロープワークは必要なので繰り返し学習しています。果樹栽培の学習も多岐にわたります。しっかり学んでいきたいと思います。

 

 

 


シクラメン検定に合格したよ

1月23日(水)、園芸科学科草花類型3年生が、授業の中でシクラメン検定を全員受検しました。シクラメン検定とは本校独自の検定(70%正答で合格)で、教職員が草花の教科書や栽培書、今までの研究を基に、シクラメンの栽培技術や管理方法、原種シクラメンに関する知識などを4択問題にして、毎年改良を加えながら合計100問出題しています。シクラメン祭が40回目を迎える年に始まり、今年で7年目になりました。
もうすぐ3年生は本校を卒業しますが、高校生活の大半をシクラメンに携わった日々を思い出してくれればいいなと思いながら実施しています。合格、おめでとう!

 

 


「農業と環境」授業風景

1月24日(木)、園芸科学科1年C組「農業と環境」の授業で、土の中の水と空気について学びました。耕起や腐植の投入による生育環境のコントロールや、土のpHの調整方法について詳しく学びました。春からの栽培に活かしていきましょう。


各学科の「課題研究」発表会を行いました。

1月16日(水)、各学科の3年生が今年一年間をかけて取り組んできた「課題研究」の発表会が開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

生物生産科では、栽培類型から2班、飼育類型から4班の計6つの班から研究報告がありました。中には、要約(Summary)部分を英語で記述して発表したり、報告書の中の感想部分を中国語や韓国語で記述したりすることにチャレンジしてくれた生徒もいました。会場には2年生や先生方のほか、保護者の方々も来校してくださり、熱心に質問を投げかけてくれていました。

 

 

 

 

 

 

 

園芸科学科は3つの類型毎に各会場に2年生を招いて発表会を実施しました。果樹園芸類型から29題、野菜園芸類型から24題、草花園芸類型からは6題の研究報告がありました。園芸科学科では「一人一課題」を目標にグループの中で細分化されたテーマで研究に取り組んでおり、先生からの鋭い質問に苦しみながら応答する場面も見られましたが、各生徒がそれぞれ一年間かけて取り組んだ過程がしっかりと発表に反映されていました。

 

 

 

 

 

 

 

生活デザイン科では、「保育」「食生活」「情報」「衣生活」の4つの班から研究報告がありました。生活デザイン科の生徒は、検定や資格取得への挑戦、作品制作などが大きな目標でもありますが、それにとどまらず個々の生徒がそれぞれ課題を設定して取り組んできた研究活動の報告もなされていました。真剣に発表を聞く2年生の目には、きっと次年度に自らが取り組む課題研究のヒントや目標が見えてきたのではないでしょうか。

いずれの学科の発表会でも、発表し終えた3年生の顔にはホッとした表情とともに、3年間の学習をやり遂げた満足感のようなものが見られました、皆さん、ご苦労様でした!