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小学生とサツマイモを植えました。

江西小学校2年生と本校園芸科学科3年野菜類型生徒が交流を行いました。本校のイモ畑に、一緒にサツマイモの苗を植えました。本校生徒が苗の植え方を絵を描いて説明しました。その後、小学生数人に本校生徒一人がついて実際に苗の植え方を指導しました。あいにく雨の中での作業になりましたが、小学生たちは目を輝かせながら苗を植えていました。高校生たちも年齢の違う小学生の対応にとまどいながらも楽しい時間を共有でき、充実した交流になりました。

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第4回瀬戸南市(せとみなみいち)開催しました。

6月3日(水)14:00~14:30の30分間、本校でできた農産物の販売を行いました。
今回は、タマネギ・ニンニク・トマト・ローストチキン・卵・寄せ植えなどです。
梅雨入りした微妙な天気にもかかわらず、多くのお客様が来校して下さり、卵やトマトは、今回も完売でした。お買い上げありがとうございます。
毎週お買い物に来て下さっている常連のお客様もできつつあるようです。
次回予定は、6月10日(水)14:00~14:30です。

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何の花でしょう?

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答えは・・・「ジャガイモ」です。
ナス科の植物なので、同じナス科の「ナス」「トマト」などと同じような花ですが、白色の花が房状に着きます。畑一面に花が咲くと、意外ときれいです。

今、生物生産科の栽培コース2,3年生が植えたジャガイモの花が満開になっています。
品種は「デジマ」です(長崎県の出島が品種名の由来です)。
肉質はやや粉質です。
6月中旬頃には、収穫・販売予定です。
煮物、味噌汁、揚げジャガ、ポテトサラダなどに調理して味わってみませんか?
水曜日に開催される瀬戸南市(せとみなみいち)でも販売を予定しています。

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IPU(環太平洋大学)との花植え交流

5月20日(水)IPU(環太平洋大学)において、本校草花類型生13名とIPUのソフトボール部40名で、花植え交流を行いました。3年前も同じ時期に行いました。今回はサルビア、マリーゴールドといった夏の定番の花です。IPUの学生の皆さんはとても優しくて、緊張していた高校生にはとてもありがたかったです。今まで、小学生や高齢者の方との交流は経験がありますが、大学生との交流はとてもよい経験になりました。

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SUNDAY TENT WORKER に出店

5/24(日)岡山市北区中之町(天満屋北)商店街で行われたSUNDAY TENT WORKERに生物生産科 加工班が、瀬戸南名物 ”鶏系点天(けいけいてんてん)” の試食販売を実施してきました。この参加については、きび日本ビジネスサポート協同組合の松山様の紹介で、「SUNDAY TENT WORKERの出店をしてはどうか?  そこで企業の方にアピールしてみては」 との呼びかけに加工班5名の生徒取り組むこととなり参加を決定しました。そして生物生産科の食品製造の授業等を使って2日間がかりで製造した ”鶏系点天” 173個完売することができました。お買い上げありがとうございました。また、松山様のご指導でFacebookの登録とFacebookでのビジネス活動についてレクチャーしていただいたことで、多くのつながりを持つことができ、完売にたどりつけたのとも思います。Facebook友達の方々、ご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

DSC_0740_R150℃で揚げます。れんこん・大葉・紅しょうが加工班販売1販売2販売3

職員救急法講習会

5月14日、岡山東消防署瀬戸出張所の職員3名を講師にお招きし、救急法講習会を行いました。

AEDを用いた一次救命処置と、食物アレルギー対応のためのアドレナリン自己注射薬(エピペン)の使い方について講習していただきました。

AEDの演習は毎年行っていますが、「1年経つと、忘れてしまっているところもあった」「エピペンは初めて練習した」など、職員それぞれに得るものがあったようです。

校内で、AEDを使う場面が起きないことが一番ですが、もしもの時に備えて今後も続けたいと思います。

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軟式野球部 県総体備前地区予選会

5月4日(月)・5日(火)に、岡山県高等学校総合体育大会備前地区予選会が瀬戸球場で行われました。

4日の対戦相手は朝日塾高校でした。

朝日塾 000000000 0

瀬戸南 10200001× 4

主戦である藤原が快投し、見事勝利を手にすることができました。

翌5日の相手は高松農業高校です。

瀬戸南 000000200 2

高松農 00000015× 6

結果は終盤にこちらのミスから連打を浴び逆転されてしまい、悔いの残る試合となりました。

この悔しさをバネにしっかりと練習に取り組んでいきたいです。

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花壇も夏に向けて衣替えしました。

5月1日(金)園芸科学科1年B・C組の2班は草花の実習でした。用水路沿いの花壇にサルビア(コクシネアとスプレンデンス)の2品種を丁寧に定植(植え付け)ました。サルビアはシソ科の植物で花言葉が「家族愛」。この他、秋まで楽しめ「花壇花」です。「2列以上は千鳥植え」という知識と技術が身につきました。

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5月8日(金)には園芸科学科1年B組の1班は中庭の花壇3つにサルビアスプレンデンスを約200株定植しました。草花が最も元気に咲く季節。来週も花壇・プランタなどの花の衣替えが続きます。

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備前支部総合体育大会(ソフトテニス競技の部)出場

備前支部総合体育大会(ソフトテニス競技の部) 5月9日(土):浦安総合公園

4月中旬より毎週のように大会へ出場していますが、この備前支部総体が終わると6月の岡山県総体まで一区切りとなります。                       4日に行われた旭東地区の大会とは違って岡山市内の高校に強豪校も加わりレベルの高い大会で、本校からは男女ABの各2チームが出場しました。男女ともに厳しい組み合わせになり、男子Aチームの3回戦(ベスト16)が最高成績でした。県内でも上位に進出する高校との対戦は厳しい結果となりましたが、地区の大会や普段の練習では気づかないものを得る経験となりました。                                  まずは木曜日からの中間考査へスイッチを切り替えて全力で取り組み、6月の岡山県総体では男女ともにベスト16を目標に勉学にも部活動にも取り組みます。

【男子】                 【女子】                       1回戦                  1回戦
瀬戸南B 3対0 玉野商業B          瀬戸南B 1対2 岡山芳泉B

2回戦                  2回戦
瀬戸南A 2対1 岡山東商業A       瀬戸南A 1対2 山陽女子B        瀬戸南B 1対2 明誠学院A

3回戦
瀬戸南A 0対2 岡山南A

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プレッシャーを跳ね返し、大健闘!

全日本・中国高等学校ソフトテニス選手権大会(個人)旭東地区予選会         5月2日(土):備前テニスセンター

この大会は高校生の多くが目指す全国高校総体(インターハイ)へつながる地区予選会で、本校からは新1年生も含めて男子9ペア、女子7ペアが出場しました。                                  大会当日は好天に恵まれ、暑さとの戦いにもなりましたが、県大会出場枠(男子7ペア、女子7ペア)を目指した熱戦を繰り広げました。他校のシード選手はプレッシャーからか敗退するという波乱が相次ぎましたが、本校のシード選手(男女3ペア)は順当にベスト8へ進出しました。その結果、男子3ペア、女子2ペアが県大会への出場枠を獲得することができました。
4月に開催された春季選手権で跳ね返されたベスト32の壁へもう一度チャレンジすることができるので、大会までの間に心技体の向上を図りたいと思います。
【男子】                                       準優勝:松下(園科3年)・森川(生生3年)ペア                 第5位:山口(園科3年)・水江(生生3年)ペア                 第7位:上舞(生デ2年)・高砂(園科2年)ペア                      【女子】                                    優勝:野上(生デ2年)・瀧本(生生2年)ペア                  第3位:青木(生デ2年)・片岡(生生2年)ペア

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祝、創立90周年…男女アベック優勝の快挙!

第10回旭東地区交流大会(団体) 5月4日(月):備前テニスセンター

この大会は県大会出場には直接関係はありませんが、できるだけ多くの選手に試合を経験してもらいたという思いが込められた団体戦の大会です。また3年生にとっては最後の大会になることもあります。  本校からは男子ABCの3チーム、女子ABの2チームが出場しましたが、個人戦の結果からも周囲からは男女ともにAチームが優勝候補に上げられていました。確かに総合力でも今年は他校と何ら遜色ない戦力でしたからチャンスはあると思っていましたが、2日の個人戦の影響もあってか少し動きが重く感じられていました。そのような中で、男子AB2チームと女Aチームが予選リーグを1位で通過しました。特に男子Bチームは備前緑陽Aチームを2対1で破るという波乱を起こしての通過でした。
決勝トーナメントでは男女ともに万全でない状態でしたが、周囲の応援に後押しされるかのように気迫を全面に押し出したプレーは、本当に成長を感じさせる素晴らしいプレーで男女アベック優勝を果たすことができました。本校創立90周年という記念の年に、見事な華を添えることができたことを嬉しく思うとともに、生徒たちを支えてくださった保護者や卒業生、関係者の方々に感謝したいと思います。

【男子】                    【女子】                       決勝トーナメント1回戦                       決勝リーグ1回戦
瀬戸南A 2対0 岡山学芸館A                      瀬戸南A 2対1 和気閑谷A
瀬戸南B 2対0 瀬戸A

準決勝                                                     決勝リーグ2回戦
瀬戸南A 2対0 和気閑谷            瀬戸南A 2対1 西大寺A        瀬戸南B 1対2 西大寺A

決勝
瀬戸南A 2対0 西大寺A

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ベスト32の壁は厚く…

岡山県春季高等等学校ソフトテニス選手権大会(ダブルス)             4月18日(土)、19日(日):水島緑地福田公園

今年度の最初の公式戦(ダブルス)へ男女各3ペアが出場しました。この大会でベスト32へ入ると、地区予選会での県大会出場枠(基本枠:男女各7ペア)が増えることになり、次戦の県大会へ出場した際にシードをもらうことができます。
まずは2日目に残ることを目標に1回戦へ臨み、男子2ペアと女子1ペアが2日目に残りました。ベスト32をかけた3回戦へは男女各1ペアが進み、男子が理大附属、女子が山陽女子の壁に跳ね返されました。                         5月に開催される地区予選会で県大会への出場枠を勝ち取って、もう一度チャレンジしたいと思います。

【男子】ベスト64(3回戦敗退) 上舞(生デ2年)・高砂(園科2年)ペア
【女子】ベスト64(3回戦敗退) 野上(生デ2年)・瀧本(生生2年)ペア            CIMG0826_RCIMG0836_RCIMG0820_R

 

ソフトテニス部スタート!

1402132625372 - コピーホームページをご覧のみなさん、顧問の西山です。
平成27年度がスタートして1ヶ月が経ちました。今年は新入生が10名入部して35名でのスタートです。新しい空気が入ったことで上級生もうかうかしていられないようで、その良い効果によって部員たちの成長に期待ができそうな感じがします。特に3年生にとっては一つ一つの試合が最後になってしまうので、残り少なくなった日々を大切に過ごし、思い切ったプレーで後悔のないようにしてもらいたいと思います。
さて、今年の夏には備前市を会場に中国選手権が開催され、来年にはいよいよ全国高校総体も開催されます。また、今年は瀬戸南高校が創立90周年の節目の年になります。記録にも記憶にも残るような戦いを実践したいと思っています。

-練習について- 本校では男女関係なく練習を一緒に行っています。
・練習  月曜日から金曜日…基本練習(放課後)
土曜日…基本練習(午前)・校内戦(午後)
日曜日…休み(大会や練習試合を除く)
・場所  テニスコート(3面)

部訓
1 元気に笑顔であいさつ
2 技術の成長は、普段の生活の中にある
3 他人の気持ちを考え、思いやりを持って協力できる人間になる

顧問:森廣、芝田、苅田、西山、國光(外部指導者) 計5名
男子部員:3年6名、2年9名、1年5名
女子部員:3年2名、2年8名、1年5名  部員合計35名

以上のような内容、スタッフで取り組みますので、今年もよろしくお願いいたします。

第10回 春の苗物販売会 ありがとうございました

本校へ来て下さった皆様ありがとうございました。晴天にも恵まれ、例年より多くの方に来ていただきました。生徒も張り切ってそれぞれの担当をしてくれました。次は12月5日にシクラメンを中心に販売する「シクラメン祭」を予定しています。よろしくお願いします。

お米販売

卵販売

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昆虫たちも来校中です。

暑さを感じる季節になり、校内には様々な花が次々に咲いています。
果樹園のリンゴの花や花壇のラベンダーに昆虫たちが訪れて、蜜や花粉を集めているようです。
花の咲いている短い間に懸命に働いている姿を見ることができ、私たちも頑張ろうという気持ちがわいてきました。勉強、実習、部活動・・・がんばるぞー!

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平成27年度 一学期始業式 校長式辞より

連日の雨で桜の花が散り、ここかしこに桜の花びらの絨毯が出来ています。農場では、モモの花も満開を迎え、本格的な春到来となりました。いよいよ今日から平成27年度が始まります。

皆さんは、本校に入学してから学年が一つ上がり、さらに一歩、社会人・大人に近づきました。ここで、皆さんが入学してきた時のことを思い出してみてください。高校に入ったら部活動を頑張ろう、実習や地域との交流活動を頑張って社会性を身に付けよう、また、資格取得に挑戦して将来の仕事や目標を見つけよう、あるいは、農業クラブや家庭クラブ、生徒会活動を頑張って自分の「人間力」を高めようなど、その時の思いは様々だったと思います。
さて、今の自分を振り返ってみて、どうでしょうか?成長している自分が見えるでしょうか?年度当初にあたり、「自己成長力」、「自己教育力」という言葉を心に留めて欲しいと思います。

本校の教育目標、目的は、「いのちと心の教育で人づくり」です。日々の授業や実習、部活動や農ク・家ク・生徒会活動、それに地域との連携による実社会での交流活動などを通して、皆さんに
① 社会人として望ましい資質や態度を身に付けてもらうこと。
② 将来の自己実現に向けて、「ビジョン」を見出してもらうこと。
③ そして将来の夢の実現、自己実現に向けて、「力」を付けてもらうこと
が、本校の目的です。皆さん自身が、「自己成長」するために、自分を高めるために、今年一年をどう過ごすか、考えてみて欲しいと思います。

さて、平成27年度、皆さんに頑張ってもらいたい具体的な目標を3つお話します。
1つ目は、「礼儀正しい生徒の育成」です。
気持ちの良い「挨拶」と、場に応じた正しい「言葉遣いや立ち振る舞い」ができる人になってほしい。そして「凡事徹底」という言葉がありますが、「掃除」で心を正せる人になってほしいと思います。
「挨拶」は自分を変えてくれます。皆さんに身に付けてもらいたいのは、気持ちの良い「本物の挨拶」ができる力です。本物の挨拶とは、「自分から」、「笑顔で」、「大きな声で」、「相手の目を見て」、「心をこめて」です。決して難しいことではありません。「本物の挨拶を身に付けてください。
次に「正しい言葉遣い」で先生方と会話してください。「言葉遣い」を正すと、心が揃います。そう、玄関で靴を揃えた時と同じ気持ちになるのです。心が揃うと、相手にきちんと気持ちが伝わります。心を揃えて人と話が出来る習慣を身に付けて欲しいと思います。
そして「掃除」。「掃除」ができない人は、社会で通用しないと言われます。皆さんは「掃除」は誰のためにしますか?私はこう考えます。「掃除」は自分以外の皆んなのためにするんです。一日のうちの、わずか15分でいい、人のために力一杯、気持ちを込めて働くのが「掃除」なのです。それも、ただするのではなく、「どうしたらきれいになるか」、「どこか汚れたところは残っていないか」、と気持ちを集中して働くのです。そうすれば、「掃除」が、本当は自分を高める時間になっていることに気付くはずです。

2つ目は、「学力の向上と進路実現」です。
まずは、落ち着いて学習できる環境を整えてください。教室の整理・整頓、ベル着、授業3ヵ条、落ち着いた雰囲気の中で、授業に集中してください。毎日の授業や実習では、真剣に、コツコツと努力を続けてください。そうすれば、必ず成果が上がります。皆さん一人一人が、素晴らしい力を持っています。それを早く、開花させて欲しいと思います。
先生方も「わかりやすい授業」、「授業力の向上」を目指して努力してくれます。皆さんが「勉強の意味」や「勉強の仕方」がわからなければ、皆さん一人一人に「学ぶということの意義」、「学び方」を教えてくれるはずです。私たちは、皆さんの学力や能力を最大限に引き出し、高いレベルの競争力を身に付け、皆さんの将来の自己実現に向け、進学や就職をサポートしていきたいと考えています。

3つ目は、「自主活動の活性化」です。
本校では、24の部や同好会が活動しています。どうか、皆さんの溢れんばかりの若い力を、部活動に注ぎ、人生で一度しかない高校生活を、豊かな人間形成の場にしてください。また、農業クラブや家庭クラブ、生徒会活動にも期待しています。本校の3本部の活動は、新聞等でも紹介されるなど、地域でも認められた素晴らしいものとなっています。
特に、平成29年10月には、農業クラブ全国大会がここ岡山県で開催されます。全国の農業高校から4,000人の生徒や関係者が集います。全国大会に向けた皆さんの頑張り、思いは必ず下級生に繋がります。よろしくお願いします。

最後に、本校は大正15年の創立から数えて、今年で「90年目の節目」を迎えました。10月1日には、その記念式典を執り行います。皆さんと共に、この素晴らしい機会を迎えられることを誇りに思い、多くの卒業生や関係者、地域の方々に成長した「瀬戸南高校」を見ていただきたい。そして次の時代に、逞しく羽ばたく、皆さん方「瀬戸南高生」を実感していただきたいと考えています。全員で力を合わせて頑張りましょう。

さあ、人生で一度きりの高校生活。失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦してください。皆さん方が出会う全ての事、全ての経験が、将来の皆さんの大きな財産です。

以上、皆さんにとって有意義な一年となることを期待して、1学期始業式の式辞といたします。

平成27年4月8日             校長  山 根 康 史

平成27年入学式 学校長式辞

 

朝の光が日一日と優しくなり、春風心地よく、あらゆる生命の躍動する時を迎えました。
本日、平成27年度の入学式を挙行するに当たり、赤磐市総務部部長 馬場広行様をはじめ、御来賓の皆様、保護者の皆様の御列席を賜りましたことに、厚く御礼申し上げます。

ただ今入学を許可いたしました160名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。今ここに、高等学校入学という人生の重要な区切りを迎えられたことに対しまして、瀬戸南高校の教職員を代表して心からのお祝いを申し上げたいと思います。

大きな可能性に瞳を輝かせる皆さんは、厳しい高校入試に見事合格され、本日からこの伝統ある瀬戸南高等学校での生活をスタートします。皆さんは自分の意志で本校を選ばれました。これからの本校での高校生活は、かけがえのない青春時代として記憶される、人生の大切な時期となるに違いありません。皆さんが過ごすここ瀬戸南高校は、「社会で通用する大人になる、人間力を高める場所」であります。
能の大成者である世阿弥の言葉に「初心忘るべからず」があります。これは「学び始めた当時の意気込みや謙虚さを忘れず、常に高い志を持って物事に当たらねばならない」という意味です。どうか、皆さんの、今この時のやる気と情熱を3年間持ち続け、苦しい時や挫折しそうになった時には、ぜひ、今日のこの緊張感を思い出して、気持ちを立て直してください。そして、全員が「瀬戸南高校に入学して良かった。充実した高校生活が送れている。」と感じ、そして3年後には、「卒業して良かった」と言える学校を、生徒の皆さんと先生方と一緒に作っていきたいと思っています。

そこで、皆さんが高校生活を始めるに当たり、大切なことを3つお話しておきたいと思います。
一つ目は「学校は学びの場である」ということです。
授業や実習に真剣に取り組んでください。真面目にそしてコツコツと地道に努力を続けてください。本校での学習は、大きく普通教科と専門教科に分かれますが、その何れも、スタートラインは皆同じです。三年後の自分の進路を心に描きながら、取り組んで欲しいと思います。わからないところがあれば、そのままにせずに先生方に質問してください。先生の話に耳を傾け、ノートに書く一文字一文字が、確実に皆さんの学力を伸ばすはずです。また本校では、学力向上のプロジェクトチームを作って、進路実現に向けたサポートの強化を図っています。皆さんが持っている学力や能力を最大限引き出し、競争力を身につけ、高いレベルでの進学や就職を目指していきます。
二つ目は「学校は一つの社会である」ということです。
高等学校は義務教育ではないということから、一層その意味合いは高まります。私たちは皆さんに質の高いマナーやルールを求めます。本校は「社会で通用する大人になる、人間力を高める場所」であると申しました。制服をきちんと着こなして登校し、爽やかなあいさつをして一日の学校生活をスタートしてください。皆さんが見習うべき先輩が、ここ瀬戸南高校には大勢います。
三つ目は「学校は自分の将来の生き方を見出す場所である」ということです。
常に目標や夢を持ってください。一つの目標が達成したら、また次の目標をつくってください。例えば、部活で県大会に出場する。農業クラブの競技会で全国大会に行く。最優秀をとる。まずは資格に挑戦する。将来は保育士になる。手の届きそうな目標から将来の夢まで、色々あると思います。「目標なくして成長なし」です。
私たちは「将来のスペシャリストの育成」を目標の一つに掲げて教育を行っています。本校では、農業、畜産、園芸、福祉、保育といった専門教育に力を入れています。そして専門知識・技術の習得に欠かせないのが、何と言っても実習です。身体を使って技術を体得し、同時に課題研究で社会の現場と連携した実習や交流活動を通して応用的な学力を深めていきます。本校での学びにより、将来、日本の社会の根幹を担う各分野で、自己を活かせる人材として育ってくれることを期待しています。

さて、「一期一会」という言葉がありますが、皆さんが高校生活を送る3年間は、実に「千載
一遇」の巡り合わせとなります。
まず本校は、大正15年の創立から数えて今年で90年目の節目を迎えました。卒業生は一万一千名を数えました。10月1日には、その記念式典、記念行事を執り行う計画です。保護者の皆様にも何かと御協力を賜りますが、よろしくお願い申し上げます。この歴史と伝統ある瀬戸南高校で、皆さんと共に創立90周年という素晴らしい「時」を共有できることを誇りに思い、多くの卒業生や関係者、そして地域の方々に、成長を遂げた瀬戸南高校を見ていただきたい。そして次代に羽ばたかんと逞しく育つ瀬戸南校生を感じていただきたいと考えています。
来年、平成28年の夏には「全国高等学校総合体育大会」が岡山県を中心とする中国地方で開催されます。各種競技の選手としてはもちろん、農業高校の生徒として活躍する場面も多いと考えます。そして、平成29年秋には、農業クラブ全国大会がここ岡山県で開催されます。全国の農業高校から四千人の生徒や関係者が集います。その大会を企画・運営するのが、本校を含めた県内8校の農業高校です。主役は皆さんなのです。
このように、皆さんの3年間は、大きく成長するまたとない機会なのです。色々な事に積極的に挑戦していただきたいと思います。

終わりになりましたが、保護者の皆様には、これまで様々なご苦労を乗り越えられ、本日を
迎えられたことと存じます。教職員一同、お子様のご入学を心よりお喜び申し上げますとともに、お預かりいたしました、大切なお子様の成長と進路実現に向けて、力を尽くしてまいりたいと覚悟を新たにしているところでございます。
高校生は「第二の誕生」と言われる青年期。心身の変化が激しく、不安と悩みの多い時期でありますので、御不安も多々あろうかと思いますが、お子さまも、苦しみながら、時には回り道をしながら、壁を一つ一つ乗り越えて行かれます。高校生にもなるとなかなか親や教師の言う通りにはなりませんが、私たちが一番身近な大人としてのロールモデルであります。だからこそ、子どもに望む姿を、我々が子どもたちに示していかなければならないと思います。
何より大切なことは、ご家庭と学校とが、それぞれの役割を果たしながら、お子様の教育に当たることであります。どうか、学校と家庭が十分に連携し、信頼しあえるよう努めてまいる所存でありますので、本校の教育の推進に一層の御理解と御協力をお願い申し上げまして、式辞とさせていただきます。

平成27年4月8日    岡山県立瀬戸南高等学校長   山 根 康 史

「第10回春の苗物販売会」準備中です!

4月25日(土)9時30分より本校農場にて、「第10回春の苗物販売会」を開催いたします。
野菜苗、草花苗、卵、ローストチキン、米などの生産物を販売予定です。(詳しくは、ページ下のデジタルチラシをご覧下さい。)

生産物はもちろん、テントなど会場準備も着々と行っています。

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oniビジョンさんが取材に来て下さいました。園芸科学科の3年生が出演しました。

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春の苗物販売会デジタルチラシ

当日、快晴の場合、気温が高くなる可能性があります。熱中症対策として水分補給などの体調管理をお願いします。