8月31日(月)、園芸科学科の草花専攻生による「シクラメン講座」第3回目を行いました。参加してくれた地域の方は14名でした。
今回は夏越しをしたシクラメンの株を新しい鉢に植え替えました。植え方は2通りあります。
** 葉が沢山ついているものは根を大切にして、一回り大きな鉢に植え替える。
** 葉が枯れているものは、土と根を外して、大きさに合わせて植え替える。
夏を越した二度咲きシクラメンの開花は、葉があるものは11月頃、葉がないものは2月頃の予定です。開花が楽しみです。次回の講座(第4回)は、11月18日(水)を予定しています。
生徒救急法講習会を実施しました!
9月1日、保健委員、運動部の代表者を対象に、救急法講習会を実施しました。
講師は、岡山県赤十字血液センターの方です。
AEDや心肺蘇生の必要性、献血の意義などを説明していただいた後、みっちりと演習しました。
初めはぎこちない動作だった人も、講習が終わる頃には「強く・早く・絶え間なく」を意識し、リズム良く胸骨圧迫を繰り返すことができるようになりました。
また、桃源祭(体育の部)を控えていることもあり、応急処置の1つとして、搬送方法も教えて頂きました。
一人で、毛布を使って、着ていたTシャツを使ってなどの方法があり、皆、興味を持って聴いていました。
最後は質問も出るなど、非常に有意義な講習会となりました。
畜審査競技(肉用牛の部)県大会に参加
9月2日、岡山県学校農業クラブ連盟家畜審査競技(肉用牛の部)県大会が岡山県農林水産総合センター畜産研究所(美咲町)で開催されました。この競技は、5頭の繁殖候補雌牛(成牛)と、5頭の子牛の将来性を、体型や体の各データから判断するという高い専門性が問われる競技。
本校から6名が参加。学校代表に選ばれた生物生産科の3年4名(井上、大槻、石川大、金平)、2年生2名(岡村、片岡慎)は大会優勝を目指し、連日農場の牛舎で大特訓。特に3年生は最後の大会になるため取り組む真剣さが違いました。
そして当日、各農業高校から精鋭が集まり競技が開始。
畜産研究所が準備した牛たちへ選手の熱い視線が注がれ、制限時間(20分)は、あっという間に終了。
競技は高得点者が多く、ハイレベルな展開になりました。
残念ながら本校からは入賞者は出ませんでしたが、この無念さはきっと来年後輩たちが晴らしてくれると思います。
平成27年度 2学期始業式・校長式辞より
2学期のスタートにあたり、3つお話をします。
まず1つ目は、「挨拶」です。私は1学期、いろいろなところで頑張っている皆さんの姿が素晴らしいと思い、本当にうれしく思いました。部活動や農業クラブ、家庭クラブ活動の成果も素晴らしいですし、実習やボランティアの取組では新聞やTVにもたくさん取り上げていただきました。また、1学期全体の欠席日数は、昨年の約半数でした。これは本当にすごいことだと思います。でも、私が一番評価したいのは、「挨拶」、「礼儀作法」、「言葉遣い」の取組です。
私は地域のいろいろな会議に出ることがありますが、その席で多くの方から「瀬戸南の生徒は本当に良い笑顔で挨拶してくれる」、「本当に気持ちの良い高校生だ」と、お褒めの言葉をいただくことが何度もありました。学校全体として評価していただいていることが、私はとてもうれしく思うのです。
校内でも、私と出会う全ての生徒が挨拶を返してくれます。でも、自分から挨拶してくれる人は約7割の人です。さらに「笑顔で挨拶」してくれる人はそのまた半分。中には、きちんと立ち止まり、深々とお辞儀をして挨拶してくれる素晴らしい人もいます。
私が皆さんに身に付けて欲しい「本当の挨拶」は、「①自分から」、「②笑顔で」、「③大きな声で」、「④相手の目を見て」、「⑤心をこめて」です。挨拶は、相手とどちらが先にできるかで全然違います。「本当の挨拶」ができる人は、何にでも自分で気づいて自分で動ける人です。それが、社会で今、一番求められている力なのです。
今月16日からは、3年生の就職試験が始まりますが、企業の方からも瀬戸南高校を高く評価していただいています。これは、皆さん方だけの評価ではなく、先輩方が本当に地道に頑張ってこられた努力、その積み重ねで多くの方々から認められた「本校の評価」であり、「本校の財産」だと思います。皆さんが普段から心がけている「挨拶」、「礼儀作法」、「言葉遣い」がその伝統なのです。3年生の皆さんは、是非とも進路実現に向けて頑張っていただきたい。また、1年生・2年生の皆さんも、学校全体でこの伝統を守ることで、3年生を応援してほしいと思います。
2つ目の話は、学校行事への取組です。
2学期は大きな学校行事がたくさんあります。今月末には、桃源祭体育の部、10月には2年生の修学旅行、11月には桃源祭文化の部、そして12月になると、シクラメン祭りがあります。高校では、学校行事は皆さん自身が工夫し、努力して作り上げるものです。だからこそ、青春時代の良き思い出となり、意義のあるものに仕上がるのだと思います。どの行事も、各クラスや3本部でしっかりとした計画を立て、協力しながら、一人一人が達成感を味わえる行事になることを期待しています。
3つ目は、90周年記念式典についてです。
いよいよ10月1日に本校「創立90周年記念式典」が挙行されます。ちょうど1ヶ月前となりました。大正15年に本校が産声をあげて、今年でちょうど90年です。
本校の始まりは、農業科の学校でスタートしました。当時この旭東地域の産業は農業が主体で、果樹や米麦、畜産など幅広い発展を続ける中で、「地域の若者に実業教育と地域への定着を」という熱い要望から生まれたのが本校です。地域の方々の注目度や期待が今でも大きいのは、そのためです。
その後、昭和59年に家政科が併設されて、今の「瀬戸南高等学校」の名称になりました。その時に生まれたのが、ここに掲げてある「校歌」であり、「創造・自律・友愛」の校訓なのです。
記念式典に向けて、皆さんにお願いがあります。90周年記念式典は、本校を見守ってくださる地域の方々や同窓生の皆さんと、共にお祝いをする式典ですが、多くの来賓の方々、参列してくださる方々に、逞しく成長した瀬戸南高校の姿を見ていただく機会でもあります。「きれいな学校を見ていただこう」、「気持ちの良い挨拶でおもてなしをしよう」、「元気良い校歌斉唱で感動してもらおう」。是非ともそういう気持ちで式典を盛り上げていただきたいと思います。
これからの1ヶ月。生徒の皆さんと私たち教職員、全員で準備をし、感動を与える素晴らしい式典に仕上げようではありませんか。
終わりに、一つ紹介します。記念事業の一つとして、この夏、同窓会から「校名板と校章板」を寄贈していただきました。皆さんも既に気づかれたと思いますが、本館第1棟の最上階に「校名板」が、事務室前の正面玄関頭上に「校章板」が設置されました。卒業生や地域の方々からも、いつでも学校の顔として、見守っていただけるものになると思います。
以上、皆さんへの「3つの期待とお願い」をして、2学期始業式の式辞といたします。
平成27年9月1日 校長 山 根 康 史
華道部(松本光子先生社中展)展示
8月28日(金)~30日(日)にyou meタウン山陽店(山陽イズミ店)1階中央広場にて開催の第11回松本光子先生社中展「テーマ:絆」に本校華道部の生徒も作品を出展しています。 日頃のお稽古の成果を披露していますので、ぜひお立ち寄りください。*開場時間は10:00~20:00です(ただし、最終日は17時まで)。
エダマメ収穫しましたー園芸科学科ー
夏休みの実習で一学期に蒔いたエダマメを収穫しました。毎年、1年生でも栽培できる野菜の品目として実施しています。播種してから約2ヶ月、枝葉も大きくなり実もたくさんついているエダマメを久しぶりに見て、生徒もその成長に感心していました。今日の実習は、さや数と一莢粒数の調査をして、自分の蒔いた種がどう成育していたのか調べました。生徒によって収量が違っていたので自分の栽培方法がどうだったか振り返りました。この経験を次の栽培に生かしてもらえばと思います。
動物園で実習(農業インターンシップ)
7月27日~8月1日の間、生物生産科2年の藤本優太君が、岡山市内の動物園で動物飼育・展示についての実習を行いました。この実習は日頃学習している農業専門学習(藤本君は動物飼育)を深めるために、関連施設などで行うものです。
朝8時に動物園に到着後、担当の飼育員さんとのミーティング、餌作り、舎内管理、給餌などハードな内容が続きます。小型獣、大型獣、ふれあい動物園・・・毎日担当動物や部署が変わります。しかし興味のある内容、あたたかいご指導のおかげで実のある実習になりました。
この研修で学んだことを、今後の高校生活、進路選択に生かしていこうと思います。
またまた、子ウシ誕生。
7月29日、夜9:30にかわいい子ウシが誕生しました。
お母さんは「やすふくさくら」。今回が3回目の出産です。
体重は38Kg。大きなオスでした。
誕生後1時間後には、足を踏ん張って立ち上がり、お母さんのお乳をおなかいっぱいになるまで飲んでいました。
翌日が本校のオープンスクールだったので、生まれたての子ウシを見た中学生はびっくり。
あなた方が入学する頃にはすっかり大きくなっています。
楽しみしてくださいね。
旭川荘ボランティア(家庭クラブ)
生活デザイン科1年生8名と、家庭クラブ役員4名で、7月15日(火)に、旭川荘にボランティアに行きました。日本における障がい者福祉の歴史や、旭川荘が地域に根ざした福祉施設であることなどのお話を伺ったあと、シーツ交換のボランティアをさせていただきました。
(生徒感想より)
○私は将来介護福祉士になりたいと思っていますが、今日のボランティアに参加してより福祉への興味がわきました。2年生から福祉類型にすすみ、もっと多くのことを学びたいと思います。(1年生)
○シーツ交換は思ったより大変で、スピードも大切ですが、しわができないように丁寧さも求められるので難しかったです。私は高校で介護職員初任者研修の資格取得のための勉強をしているので、今日の牧野さんのお話はとてもためになりました。また、今回のボランティアで得られた達成感や、ありがとうの言葉で嬉しい気持ちが胸に広がった経験は、今後、私が頑張っていくための原動力になると思いました。(2年生)
廃鶏のいのちに学び成長す
廃鶏の
いのちに学び
成長す
6月のある日、「廃鶏の解体実習」を見学しました。廃鶏とは、採卵期間を過ぎ役割を終えて鶏舎から出される雌鶏のことで、解体実習ではそれを食用に処理します。早朝から生物生産科の生徒たちが加工室に集合。上級生から指示を受ける1年生はやや緊張気味。「廃鶏の血抜き」の順番を待って恐る恐る鶏を差し出す1年生に、「オドオドしているとかえって鶏がかわいそうだから、しっかり持って!」と上級生。人が生きていくために物を食するということが、物の生命をいただくということにほかならないということをあらためて実感したであろう生徒たち。動物の死を目の当たりにして「命」について考え、命の尊さや重さ、食べ物や周囲の者への感謝の心について学んでいく。
実習を終えた生徒たちは「いただきます」の本当の意味を体感し、人が周囲のいろいろなものと関わり支えられて生かされていることを学びます。きっとこの「学び」を通して、鶏の飼育や解体の知識・技術だけではなく多くのことを学び、「感謝・思いやり・優しさ」といった倫理観や価値観を育み、心の在り方を広げてくれたことでしょう。
校 長 山 根 康 史
美術部 金賞!
美術部(部員:24名)は、山陽新聞社主催の「OKAYAMA スマホサミット ポスターコンクール」にそれぞれの力作を応募していました。5月に審査会があり、見事、本校から2名の入選がありました。
高校生の部 金賞 岡本佳子さん(生活デザイン科3年)
佳作 岩藤あかね さん(園芸科学科3年)
5月24日に山陽新聞社で表彰式が行われ、表彰状が贈られました。
この受賞を励みに今後の活動をがんばっていきます。
生活デザイン科 農場の野菜・卵を使った親子丼実習!
6月24日(水)の3・4時間目に生活デザイン科1年生40名が調理実習を行いました。この日の献立は、「親子丼、豆腐とえのきだけのすまし汁、野菜のごま酢和え」でした。
材料のお米、玉ねぎ、卵は本校の生物生産科の生産物なので、とても新鮮で美味しい親子丼になりました。また一番だし、二番だしの取り方も、一度実習を行っていた成果もあり、班で協力をしながら調理ができ、実りある実習となりました。
エダマメ育ててますー園芸科学科1年生ー
野菜栽培の基礎知識を学ぶ教材として「エダマメ」の栽培プロジェクト学習を1年生は展開しています。今日は、3週間前に種まきしたエダマメを生育具合をスケッチしたり、自分がまいた種がどれぐらいの発芽率かを調査・計算しました。今日の目的は、エダマメの葉や茎のスケッチすることにより性質や特徴を理解することに目的としています。なにげなく生えている葉の生え方にも特徴があり、それぞれが分類されていることに感心する生徒もいました。
農業クラブ プロジェクト発表会に参加して
- 生物生産科3年生 加工班が、日本学校農業クラブ県大会プロジェクト発表会(食料・生産)の部に出場しました。「瀬戸南の夢 ~広めよう!瀬戸南名物~『鶏系点天』」 と題して、ここ数年取り組んでいる瀬戸南名物『鶏系点天』について発表してきました。成績は5チーム中4位と決して素晴らしい成績とは言い切れませんが、いい経験にはなったのではないかと思います。この経験を糧に、卒業前の発表会には、さらに発展した形で発表できればと思います。
泥んこバレー準備 その1
生物生産科の恒例行事、泥んこバレーが6月22日に開催されまが、もうすでに準備が始まっています。まだ田んぼに水も入っていないのにと思われるかもしれませんが、これも恒例の準備風景です。学校で取れる食材をフルに使って、泥んこバレー終了後の炊き出し、味噌汁の具材の準備です。肉団子(親鳥の肉をミンチにして作ります)を「食品製造」の授業で製造します。写真は生物生産科3年生の授業風景です。ミンチにして、サイレントカッターで練ります。その後、大きさを整えて団子に整形していきます。当日まで冷凍保存です。泥んこバレー当日、至福の一杯になればと思い製造しました。最後に瀬戸南産の味噌、ジャガイモ、タマネギを加えれば、至福の一杯へと・・・?!
プロジェクト発表前日なのに、鶏系点天?!
岡山県学校農業クラブ連盟プロジェクト発表会(食料・生産)に出場する生物生産科 加工班、発表前日にもかかわらず鶏系点天の製造中です。『発表準備ですか~??』
『発表準備です!!』『その答えは??』『発表会の時に。』だそうです。鶏系点天を揚げながら発表練習しているとのこと。頑張っている姿が見えるのはいいことです。頑張れ加工班。
保育園見学実習(保育類型2年生)
6月16日(火)に、保育類型2年生(女子20名、男子2名)が万富保育園を訪問し、保育園見学実習を行いました。「おたのしみ会」では、振りをつけて歌ったり、大型のペープサート(絵人形劇)を演じたり、ハンドベルの演奏を披露したりしました。
各クラスを見学させていただき、子どもたちの様子をしっかりと観察できたのはもちろん、園の先生方の対応から学ばせていただくことが多く、たくさんの気づきがある実習となりました。
岡山県学校農業クラブ連盟家畜審査競技 乳牛の部
6月3日、岡山県農林水産総合センター畜産研究所で行われた家畜審査競技乳牛の部において、生物生産科3年 水江貫太君が個人の部において140点満点中 128点で最優秀賞を受賞しました。
また、団体の部でも最優秀賞を受賞することができました。団体の部は各校6名の出場選手内、上位3名の合計点で決定いします。生物生産科3年の水江貫太君、大槻琴音さん、井上光君の3名が受賞対象者となりました。さすが3年生というところです。乳牛は本校では飼育していませんが、動画サイトと資料での勉強の結果です。受賞おめでとうございます。
鶏の家移り
6月16日に生物生産科1年生40人で、約500羽の家移りを実施しました。
1人1羽づつ平飼いの大すう舎からニワトリを捕まえて ケージ飼いの成鶏舎に入れていきます。このニワトリは、1月27日に入すうして育てたニワトリです。これから1年6ヶ月で約600個の卵を産みます。生徒たちは、最初は、おっかなビックリでニワトリを運んでいましたが、慣れてくるのか1人で50羽運んだ人もいました。
牛の去勢実習
本日の実習は、生後3~4ヶ月の雄子牛2頭の去勢実習です。
まず、頭絡を付けます。保定するために横臥保定で牛を転ばせてから4本の足をロープで縛り、保定です。
保定後、メスで睾丸を切開してから精巣が見えるようになってお手製のフックに精巣をかけて電動ドリルでねじ切り、患部を消毒して去勢の完了です。牛のかなりグロッキー状態です。でも、美味しい高級和牛肉生産には欠かせない実習です。実際に自分達で体験した実習は、忘れられないいい体験です。