創立89周年記念式校長式辞(校長室より)H26.10.1(水)

式 辞
天高く、澄み渡る青空に秋到来を告げるさわやかな季節となりました。本日は、創立89周年記念式に、お忙しい中を吉田銑介同窓会長、大橋貢副会長のご臨席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
記念式典に当たり、本校の生い立ちと89年の歴史を説明します。今から約100年前の明治末期から大正初期にかけて、この旭東地区は、米、モモ、ブドウ、畜産などの農業を中心に発展をしてきました。ちょうどその頃、この地域の将来を担う青年に、農業教育を行うことが必要となりました。
そして、大正15年3月「岡山県瀬戸実業学校」としての設置が許可され、89年前の今日、開校式が挙行されました。
時代は移り、今から30年前の昭和59年、生活デザイン科の前身である「家政科」2学級を新しく加え、「瀬戸農業高等学校」から、「瀬戸南高等学校」に校名が変更されました。つまり、「瀬戸南高校」と呼ばれるようになってから、ちょうど今年が30年目という記念すべき節目の年でもあります。
現在11,073名の卒業生が、本校を巣立ち、地域の発展に貢献し、また、本校の応援団として、みんなを温かく見守ってくださっております。
さて、2年前の今日の式辞で、校長室の本棚に、毎年1冊ずつ保存されてある「句集・しくらめん」の話をしました。去年で第36号になりましたが、その時の話を覚えてくれている3年生もいるかと思います。

この句集の見返しには、36年間ずっと、同じ言葉がつづられています。それを読んでみると、「シクラメンは本校を代表する花であり、生徒に最も親しまれている花である。12月の初めから春まで、次から次へと咲き続けるこの花は、種をまいてから咲くまでに、1年数ヶ月以上もかかる。卒業後も忘れられない花なのである。」と毎年書き継がれています。
昨年の今日は、「桃源」という生徒会・農業クラブ・家庭クラブの機関誌を紹介しました。「桃源」は昨年度までに57号が発行されています。そのうち校長室に保管されてあった一番古いのが、昭和33年発行の第6号でした。

当時の羽原茂校長がその桃源に書かれていた言葉、「随所作主、立処皆真」。という非常に難しい言葉を昨年紹介しました。

私なりに解釈すると、「今、自分が置かれている環境や立場に不平や不満を言う前に、まず、今の自分ができる最善の努力をすることこそが、成功への道を開くことだ。」と解釈をしました。
それでは、今年度は「創立記念誌」の話をします。これは今から9年前の創立80周年で作られた「瀬戸南の現在(いま)という記念誌です。
来年の今日、10月1日には、大きな区切りとなる創立90周年の記念式典を、大勢の来賓をお招きしてこの体育館で行います。その時には、この冊子と同じように創立90周年記念誌を発行します。

この80年誌を見ると、約40年前の創立50周年には、同窓会により、生徒ホールと桃源会館の間の記念庭園が造られました。

また、60周年には、生徒ホールが記念館として建設され、70周年には桃源会館、80周年には、武道場の南にあるトレーニングルームが建設されました。
いよいよ、来年の90周年では、今までのような建物は経済的にも造れなくなりましたので、教員室がある校舎の3階の壁に「岡山県立瀬戸南高等学校」という、一つの文字の大きさが70センチのステンレス製の文字盤と、来賓玄関の上に、50センチ大の校章を、同窓会によって取り付けていただける予定になっています。1・2年生は、来年の90周年記念式典を目標として、これから様々な記念行事を作り上げていく、大きな仕事がありますので、よろしくお願いしたいと思います。
最後になりましたが、みんなの母校が、みんなの力で、さらに地域に愛され、地域になくてはならない学校として、これからも100年、200年と長い歴史を刻んでいくことを心より祈念して、創立89周年記念式の式辞といたします。

☆☆★☆☆★☆☆★☆ 音 楽 鑑 賞 会 ☆★☆☆★☆☆★☆☆
午後から、6人で編成されたゴスペルユニットEverything Get To Good(E.G.G) を招いての「創立89周年記念音楽鑑賞会」を行いました。

「Make Us One」という「一つになろう」「みんな一致しよう」という意味の楽曲で始まり、「翼をください」という私の年代では懐かしい曲ですが、今では小学校の教科書にも掲載されている曲あり、また震災復興支援ソングである「花は咲く」、また懐かしい坂本九さんの「見上げてごらん空の星を」など全15曲が披露されました。楽器としてはピアノだけですが、ひとり一人の特徴のある力強い歌声に、生徒だけでなく、聞きに来てくださった保護者の方、同窓会長・副会長を含め、我々教員級も皆感動し、思い出に残る時間を過ごすことができました。

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『最高のお・も・て・な・し』岡山県郷土芸能発表会(校長室より)平成26年9月28日(日)

第38回岡山県高等学校総合文化祭・郷土芸能部門発表会が、9月28日(日)タンチョウと鯉のぼりで有名な和気町の、学び館「サエスタ」大ホールで行われました。今年度は県下8校が出場しての発表会となりました。出場校等は次のとおり(発表順)

  • ①岡山龍谷高校    「龍谷太鼓」
  • ②県立玉島商業高校  「玉商紅太鼓」
  • ③倉敷翠松高校    「翠松碧太鼓」
  • ④県立高松農業高校  「最上太鼓」
  • ⑤県立高梁城南高校  「備中神楽」
  • ⑥県立勝間田高校   「勝央金時太鼓」
  • ⑦岡山学芸館高校   「備前やまと太鼓」
  • ⑧県立瀬戸南高校   「備前陣太鼓」

本校は、今年度と来年度が事務局担当校となっており、備前陣太鼓を発表した5人の他、受付・接待・会場係として、生徒会・農業クラブの各役員が前日土曜日の準備から当日の運営全般に携わりました。

備前陣太鼓を発表した5人のたたく太鼓の迫力は、少人数でしたが、8校中1・2を争うすばらしいものだったと思います。
また、来場されたお客様から、「受付の瀬戸南の生徒さんが、とてもさわやかにあいさつされ、言葉遣いも丁寧で感心した。」「帰るときも瀬戸南の生徒さんが、出口の両側にみんな並んで『ありがとうございました』と声を掛けてくれ、うれしくて、また来年も見に来ようと思いました。」などのお言葉をいただきました。

こちらこそ、高校生の発表を見に来てくださってありがとうございました。009 011 019022034 051 052

江西小学校と稲刈り交流(生物生産科)

   10月2日に生物生産科栽培類型3年の指導で江西小学校5年生が稲刈りをしました。6月末に植えたイネが実りを迎え 楽しい稲刈りになりました。刈ったイネは結束して「はで干し」をしました。

 収穫後に白米になるまでの過程についてもライスセンター内にある設備を見ながら説明しました。

稲刈り交流 はで干し ライスセンター