カテゴリー別アーカイブ: ②園芸科学科

草花だより 第12話 大菊の鉢上げ ~桃源祭でミニ菊花展ができるように~

 5月18日。園芸科学科草花類型では、大菊の鉢上げを行いました。今回は、3号(直径9cm)ポットから5号鉢(直径15cm)に植え替えました。11月に開花するようにうどんこ病やアブラムシがの被害が最小限となるように注意して育てていきます。3年生は授業が始まったら、一人一鉢の管理となる予定です。

野菜だよりVol.10「農業と環境栽培プロジェクト」

 5月15日(金)、今日は、園芸科学科1年生が教科「農業と環境」の栽培プロジェクトで育てる「トウモロコシ(品種:ゴールドラッシュネオ」をビニルハウスに定植しました。葉数が4~5枚ぐらいが定植によいとされています。

 苗を定植する前に、畝上のマルチにホーラーで穴を開け、移植ごてで掘ります。さらに水を入れ、水が引いてから苗を定植します。植えた後、丁寧にかん水をして完成です。収穫は7月末の予定です。1年生の皆さん、授業が再開したら一緒に管理しましょう。

野菜だよりVol.9「水耕メロンの人工交配」

 先週から、メロンの果実を作るための「人工交配」が始まりました。雄花の花粉を雌花の花柱に花を摘み取って受粉させます。

 また、5月15日(金)は先生方に人工交配の研修会をしました。資料で説明をして実技をしました。興味を持って取り組む先生方に元気をもらいました。7月の中旬には収穫できると思います。

   

果樹園だよりvol.23「ジベレリン処理」

    5月15日。今日は、涼しいです。今日は朝から、ブドウを種無しにすることや、粒を大きくする働きのある植物ホルモン「ジベレリン」を用いた処理を行い始めました。シャインマスカットなど、種無しのブドウを食べたことがある人が多いのではないでしょうか。それらは全てジベレリンによって処理されたためです。今日は「ブラックビート」「藤稔」の黒系のブドウの処理を行いました。

 植物ホルモンとは、植物の成長に必要なホルモンで、植物体内で生産され、植物の成長を調整する低分子の有機化合物です。ジベレリンの他には、オーキシン、アブシシン酸、ブラシノステロイド、サイトカイニン、エチレンなどがあります。植物ホルモンはどの植物にも共通して存在し、それぞれ働きが異なります

果樹園だよりvol.22「西遊記」

   5月15日、今日は、午後から天候が崩れるようです。 本校には、「蟠桃(ばんとう)」という品種のモモの樹が1本あります。今は親指ほどの大きさに育っています。このモモは、平たい扁平形で真ん中が少しくぼんだユニークな形をしています。原産は中国で、古典小説「西遊記」では孫悟空が食べた不老不死になるモモとして描かれているものです。日本では、明治時代から生産されていますが、栽培が難しく手間もかかるため生産量は多くありません。和歌山県・福島県・山形県など栽培されています。

果樹類型モモ班通信VOL.1(果樹類型2年・3年モモ班へ向けて) ~現在のモモ状況報告~

   令和2年5月13日、園芸科学科果樹類型モモ班。新型コロナウィルス感染症対策で自粛生活が続いていますが、本校のモモは病気や害虫にならず、元気に成長しています。本日は、現在のモモの状況と今後の管理をお知らせします。

 写真は、「大玉白鳳」の全体像です。葉が茂り光合成を活発にしています。

 写真は、「大玉白鳳」を摘果した状態です。30cmの枝に2つつけています(ほぼ最終摘果)。全てのモモの品種においてこのような状態まで摘果しています。実習ができるようになれば、最終摘果を完全に行い、袋掛けするようになります。 

  おまけです。 これはアーモンド(アーモンドチョコ)です。バラ科でモモの仲間です。熟した種を取り出し、種の中にある仁を炒って食べつることができます。

花だより 第11話「校内整備」 ~ラベンダー通りと桜通りの整備をしました~

  令和2年5月13日、園芸科学科草花類型。新型コロナウィルス感染症対策で私たちの生活は自粛自粛と言われていますが、植物たちは元気に成長しています。もちろん雑草たちも例外ではありません。そこで本日は、ラベンダー通りと桜通りの除草をしました。ラベンダーも通路側に伸びすぎた部分を整えて、通行しやすくなりました。また、桃源会館前の鉢植えを植え替えました。早く授業が再開されて、生徒の皆さんとこのような実習ができるようになるのを待っています。

果樹園だよりvol.20「万葉集」

   5月13日。 『万葉集』(巻第十)に、「 風(かぜ)に散る 花橘(はなたちばな)を 袖(そで)に受けて 君がみ跡(あと)と 偲(しの)ひつるかも」 とあります。タチバナは古くから日本に自生していた柑橘類で、街路樹にされたり、その花を愛めでるため庭に植えられたりしてきました。5月は柑橘類の白い清楚な花が咲く時期です。ちなみにタチバナの花は文化勲章のデザインのモチーフでもあります。校内に、ハッサク(八朔、学名:Citrus hassaku)の樹があり、白い花をつけています。高貴な香りが漂っています。

果樹園だよりvol.18「発見」

   5月12日。ついに「発見」しました。暖地桜桃(サクランボ)が2つほど結実していました。赤く熟れていてとてもおいしそうです。また、その横に植えていたレモンの花のつぼみも見つけました。まもなく咲きそうです。これからがとても楽しみです。

野菜だよりVol.8 「5月11日の圃場」

 5月11日(月)今日は先週までに植えた大玉トマトやミニトマトのわき芽取りや誘引するヒモを準備しました。晴天でハウス内もかなり高い温度でした。露地の圃場も苗の定植がssみ、もう少しで春作の植え付けが終わります。

果樹園だよりvol.17「ブドウの花が・・・」

   5月11日。ハウスの中は、かなり暑くなっています。 朝から、誘引・整房と忙しくしています。黒系のブドウの花が咲き始めました。まもなく種なし処理をする合図です。ジベレリンというホルモン剤で種なし処理を行います。いろいろな方法がありますが、本校では一回のみ処理をする方法をとっています。

果樹園だよりvol.19「ブドウ豆知識①」

  5月13日。 ブドウの房(ふさ)づくりはとても大切な管理作業の一つです。 房づくりには、開花数日前に花穂(かすい)を切り込む作業を行います。このことを「整房(せいぼう)」といいます。この整房は、房の形を整え、商品価値を高めるために行います。「ブラックビート」や「藤稔」といった黒系の品種と「シャインマスカット」や「瀬戸ジャイアンツ」といった緑系のブドウとでは少し異なります。

果樹園だよりvol.16「ブドウの花穂の切込み2」

  5月7日。ハウスの中は、かなり気温が高いです。 午後から、マスカットオブアレキサンドリアの花穂の切込みを行いました。黒系のブドウとは整房のやり方が異なり、房の上部を残して切り込んでいきます。品種によって方法が異なることを授業・実習の中で学んでいきます。 ふと空を見上げると、飛行機雲。休憩中に発見しました。自然の中で「農」と「自分」を見つめています。

野菜だよりVol.7「BEFORE and AFTER5」

 5月7日、今回は草丈が伸びてすっかり大きくなったメロンを紹介をします。先週末から連休が開ける1週間で伸びた株は草丈が20~30cm伸びました。大きな株で80cmあります。

 もちろんそれに伴って、葉の枚数も増えるので、不要な側枝や雄花、つるを取り除くかないいけません。来週には、メロンとなる雌花を人工交配できそうです。

雄花と雌花のある側枝

草花だより 第9話 ~シクラメンの鉢上げを行いました!~

   5月3日、園芸科学科草花類型。今日は、中輪から大輪系のシクラメンのポットから5号の底面給水鉢へ鉢上げをしました。「初生葉」と呼ばれる葉と、本葉が7~8枚くらい出たものを大きい順に選びます。底面給水鉢に土を入れ、ポットの型を取り、ポットから根鉢を崩さず、葉を折らないように気をつけて植えつけます。今日は40鉢を鉢上げしました。

果樹園だよりvol.15「ブドウの花穂の切込み」

  5月7日。かなり気温が高くなってきました。 ゴールデンウイーク中もブドウはどんどん大きくなっています。毎日の管理が追いつかない状況です。5月2日から毎日のように、黒系ブドウの花穂の切込みを行い、昨日でほぼ完了しました。先を2cm程度残して切り込んでいきます。そして、ジベレリン処理を行ったかどうかの印として、少し上に一つだけ車と呼んでいる小果梗を残すのがポイントです。今日は、シャインマスカットの誘引に追われています。

草花だより 第8話      昨年度のオオカナダモを利用して ~サルビアで栽培実験を開始しました~

   令和2年4月28日、 園芸科学科3年草花類型、昨年度、岡山市との共同研究で利用したオオカナダモ堆肥を利用して、ポット上げを行いました。BM1というピートモスやバーミキュライトなどが配合された土100%を使用したものを対照区とし、オオカナダモ堆肥の割合を変えたものを実験区としてサルビアをポット上げしました。6月には、きちんとした結果が出ると予想されます。

草花だより 第7話 ~溝掃除を草花の教員で頑張りました!~

 令和2年4月27日、園芸科学科草花類型、今年は、新型コロナウイルス感染症対策で休校をしています。5月10日に沖地区の方々が川掃除をされます。それまでに私たちも掃除をすることにしています。生徒のみなさんがいない中、淵の草を抜き取り、川底の掻いては流すなどの行程真剣に行いました。昨年まで生徒と一緒にしたことを思い出しました。(「ナマズを見て驚いとったなあ」「用水路付近の木の古株からカブトムシの幼虫がおったなあ」「アメンボをクモと間違えとったなあ」などなど)。小川で魚取りなど行っていない様子だったので、いい経験の場だったのにと思いながら頑張りました。今度は10月に行います。それまでには普通の日常に戻っていますように・・・。 生徒の皆さん、きれいになった用水路を学校に来たら見てくださいね。

果樹園だよりvol.14    「ブドウの花穂が・・・2」

 5月1日。気温が高くなってきました。 ブドウの枝には、花穂が2~3つほど発生します。誘引作業と並行して、この花穂を1つにしていく「切込み」を今行っています。形の悪いものや生育の悪いものを見分けて取り除いていきます。誘引作業も大変ですが、この作業も骨が折れます。シャインマスカットやゴルビーの枝も徐々に伸びてきました。毎日がブドウの枝との追いかけっこの状態が続いています。

果樹園だよりvol.13「ブドウの花穂が・・・」

    4月27日。最近、少し気温が低いが続いています。 今日は、新梢の1号ハウスの黒系のブドウの新梢誘引作業を行いました。どんどん伸びていき、これから他のハウスや温室も続いていきます。ブドウの花穂も大きくなっていき、切込みや摘粒の管理作業もこれから徐々に始まっていきます。マスカットオブアレキサンドリアも少しだけ誘引作業を行いました。枝を折らないように慎重に行っていきました。1号温室の瀬戸ジャイアンツの苗木も順調に育っています。