郷土芸能部備前陣太鼓の演奏で入学生を迎える

    シーンと静まりかえった体育館、お互いの呼吸を計るように構える無音の瞬間、それを打ち破る掛け声と打ち手のばちと太鼓の打面が発するトンという音、たった一つの音から演奏が始まりました。体全体で表現する曲「風」それは、見る者の心と体を振動させます。最後はドンという音で厳粛な雰囲気を作ります。 先輩が後輩の入学式に際して和太鼓を打つことの意味は、「一生懸命」を伝えること。このメッセージをしっかりと感じて欲しい。 平成24年度の瀬戸南生が新たな歴史を刻もうと動き出しました。風に乗って頑張れ!

あきらめなければ、いつかは夢が叶う

 安井 盛 校長より

平成24年度瀬戸南高校は、「いのちと心の教育で人づくり」の教育目標のもと、生徒数457名、教職員80名でスタートいたしました。
4月9日の始業式に続き、10日の入学式は新入生の門出にふさわしく、校門の桜も満開となり、まさに春の暖かな陽光が溢れる中挙行されました。
大きな可能性を秘めた160名の新入生に式辞として、伝統ある瀬戸南高校は「社会で通用する大人になる練習をする場所」であり、みんなが瀬戸南高校に入学して良かった。充実した高校生活を送れている。そして、3年後には卒業して良かったと言える学校を、生徒のみんなと先生方と一緒につくっていきたい、そのために毎日頑張ってほしいこととして3つ話しました
一つ目は、授業や実習には常に真剣に取り組み、コツコツと地道に努力を続けてほしい。もしわからないところがあれば、そのままにせずに先生に質問して、わかったときの喜びをたくさん感じてほしい。その喜びの積み重ねが毎日の授業を楽しくします。
二つ目は、高校という集団生活の中で、そして一歩校門を出れば社会の一員としてのマナーやルールを守ること、制服をきちんと着こなして登校し、爽やかなあいさつをして一日の学校生活をスタートしてほしい。         三つ目は、常に目標や夢を持ち、一つの目標が達成したら、また次の目標をつくってほしい。「目標なくして成長なし」、あきらめなければいつかは夢が叶う、あきらめなければ負けないと信じて、自分の目標や夢に向かって努力を続けてほしい。

本校は、平成24年度の学校教育目標を次のとおり定めました。
1 基本的生活習慣の確立             ・重点目標  「言葉遣いと身だしなみ」
2 生徒一人ひとりの進路実現       ・重点目標  「基礎学力の向上」
3 生徒の自主活動の活性化         ・重点目標  「部活動の充実」
4 一流のスペシャリストを目指した集団づくり
5 保護者から信頼される学校づくり
 教育目標の達成を目指し、教職員一同、生徒たちの成長を願い、夢の実現に向けて学校をあげて取り組みます。どうか御家庭や地域の温かい御支援と御協力をお願いいたします。

シクラメンで情報発信 講座・観察会・新品種育成

   2月23日にOniビジョンによる番組収録があり、これからのシクラメンの管理方法と原種シクラメンの魅力について情報を発信しました。 3月14日には、原種シクラメンの観察会も実施しました。 また、草花類型では、シクラメンの新品種作りを目指して交配作業を行っています。

栄光の軌跡

    本年度5名の生徒が、専門技術・技能の習熟の著しい生徒に対して与えられる技術顕彰を授与されました。受賞生徒は次の通りです。
生物生産科3年  細川 智恵
園芸科学科3年   久保 榛夏
生活デザイン科3年    白神 沙耶
生活デザイン科3年     福島友優乃
生活デザイン科3年     福田 遥菜
  その他、農業クラブ全国大会に出場した測量チームと家畜審査競技(肉用牛・乳牛)団体の部で最優秀となった生徒達の名前が、生徒ホール前の栄光の軌跡にしっかりと記載されました。

第85回 卒業証書授与式 3月1日

    春の到来を感じるこの日、百五十三名の生徒が祝福を受け、瀬戸南高校を巣立ちました。校長から「自ら考え、行動する人になってほしい」、「人と人との絆を大切にする人であってほしい」と餞の言葉が贈られました。  素晴らしい校歌斉唱の後、純白のコサージを胸に退場する卒業生の輝く笑顔とあふれ出る涙がとても印象的でした。瀬戸南での学びをしっかりと胸に刻み、この日を忘れずに大きく飛躍してほしいと願っています。

3年生を送る会(文化委員会)2月28日

 生徒発案の新企画が体育館にて行われました。部活動や生徒会・農ク・家クの活動といった学校生活の様々な場面で、3年生が輝いている瞬間が次々とスクリーンに映し出され、フィナーレには後輩達の生の歌声が添えられました。 先輩達の思いを受け継ぐという思いと感謝のメッセージが3年生の皆さんにしっかりと届いたことでしょう。よき伝統になればと思います。

人形劇講習会 2月15日

 生活デザイン科2年生は、地域子育て支援グループ(Tushima-J)を迎え、軍手を使った人形劇やエプロンシアター、パネルシアターについて学びました。生徒達は道具や演技のクオリティの高さ、子どもの反応を取り入れながら子どもを惹き付ける工夫に感動していました。今後の保育園実習で即実践したいと思います。

トイレと心ををピカピカに磨きました。 2月12日

 岡山掃除に学ぶ会の指導を受けて、心を磨くトイレ掃除に取り組みました。参加者は本校生徒・教員45名と一般参加者21名、岡山掃除に学ぶ会のスタッフ20名の総勢86名です。平凡なことを徹底してやりつづければやがて非凡な成果が得られるという意味の「凡事徹底」をまさに実践する取り組みです。勇気を持って汚れに立ち向かい、正しいやり方で黙々と取り組む生徒の姿、指導される方や一般の方と交わす何気ない会話、掃除終了後に食べた胃袋にしみる美味しい団子汁などとても印象的でした。掃除を通して得られた大きな学びは着実に参加した生徒を成長させてくれました。

百人一首 解釈と鑑賞

 2年生の国語総合の授業で生徒達が百人一首を解釈し、鑑賞する取り組みを行いました。授業で担当した歌と歌の世界について熱く語る生徒の姿は、実に生き生きとしていました。生徒の作成した百首の解釈をまとめた冊子には、31音に込められた恋や季節の歌に対する高校生の感想が書かれており、大変興味深いです。

生物生産科 栽培類型の取り組み

   水の冷たい季節、毎年恒例の味噌の仕込みが始まりました。味噌の製造実習を通して食品加工の基礎基本と食品衛生について学んでいます。また、2月17日、地元の米を原料に煎餅などを製造している畠山製菓の工場見学にて食品製造の最先端を学びました。

全校百人一首大会で熱戦 1月24日

 日本全国が大寒波にさらされる中、体育館では、全校生徒による百人一首大会で熱戦が繰り広げられました。4人一組の120班に分かれ、源平形式で百枚の札を取り合うクラス対抗戦です。人気漫画「ちはやふる」にも描かれているような高校生の真剣なまなざしがあり、無音状態の後、発せられる音に一斉に反応する勢いに若者のパワーを感じました。優勝は生活デザイン科3年生で惜しくも生物生産科3年生が準優勝でした。これからも本校の伝統行事として続けていきたいと思います。

園芸科学科 果樹類型の取り組み

1月23日に東備農業普及指導センターの首藤様を講師に迎えてブドウ・モモの剪定について2年生が学びました。樹勢を見ながら的確に剪定をすることの重要性をしっかりと学び、実践していきます。
 2月になって課題研究がスタートしました。あるチームは、土壌改良用の炭を作るための装置を設置しました。美味しい果物を一生懸命作ります

生活デザイン科 課題研究・類型発表会 1月20日

福祉体験実習で学んだ事を伝える劇や保育実習で学んだ歌やパフォーマンス、教養類型で学んだ普通科目の紹介や英語でのスピーチがありました。それぞれの類型でこの2年間に一生懸命学んだことがよく分かりました。劇の台詞に「変身!」というのがあり、生徒たちが学びの意味に気付く瞬間が描かれており、とても印象的でした。
 ファッションショーでは、課題研究被服グループの生徒が自分たちの作品を披露しました。

3年生がこの一年間に取り組んだ農業研究  合計53題

生物生産科 飼育類型
◆鶏の産卵率向上計画◆アイガモの研究~人工ふ化と骨格標本~◆岡山地鶏に対する飼料米・トウモロコシの影響◆ふれあい動物園の充実◆4つ星子牛に願いを込めて

生物生産科 栽培類型
◆ヤーコンの栽培とおいしさ紹介◆菜の花による環境に優しい米づくりの研究◆野菜の栽培から活用まで◆農業機械の知識・技術を身につけよう

園芸科学科 草花類型
◆盆栽の作成◆西側用水路沿いの花壇整備◆メルヘンな桜通り◆リンドウのエクセルソイルと土壌栽培の比較実証◆シクラメン祭にむけてかわいい花壇を完成させる◆シクラメンの里リニューアル◆玄関装飾◆シクラメン講座◆瀬戸駅の装飾◆和風庭園づくり

園芸科学科 果樹類型
◆黒系ブドウの品質向上◆瀬戸ジャイアンツの品質向上◆土壌水分地がブドウの品質におよぼす影響と表示板設置◆エコ容器作成とキャラクター作成◆温州ミカンに万田酵素を散布するとどのような変化があるか◆大玉白鳳に万田酵素を散布するとどのように変化するか◆柿の接ぎ木について◆ビワの生長~無農薬栽培と万田酵素の効果◆アルプス乙女のエスパリエ仕立てと糖度15度以上を目指す ◆フルーツガーデンの作成 ◆オリーブの再生◆ブルーベリーの栽培方法◆クランベリーの生育促進

園芸科学科 野菜類型 
◆茎レタスを使った、マルチの色の違いによる生育・収量の変化◆ブロッコリーと相性のよいコンパニオンプランツの有無で生長にどう差が出るか◆コマツナ栽培によるコンパニオンプランツの有無と生育の違い◆人参の生育・鶏糞の有無では生長に差がでるか◆ニンジンのコンパニオンプランツ有無での違い◆緑コールラビと紫コールラビの違い◆コンパニオンプランツ有無によるダイコンの生育の違い◆チャービルを使ったカリフラワーの生育の違いについて◆黒マルチと銀マルチを使っての生育の違い◆液肥の有無でどれくらい大きさに差がでるのか◆色違いマルチを使用してのカブの生育を研究 ◆キャベツのコンパニオンプランツを使った生育の違いについて◆ミニトマトにマグネシウムとカルシウムを葉面散布することの効果◆ニンジンで液肥、IB化成、普通化成、普通の4調査区の生育の違い 等

英語でスピーチ Short&Sweetupon my Graduation

1月16日、生活デザイン科3年教養類型の8名は、「卒業の思いをこめた短い手紙」という題で英語スピーチを行いました。お気に入りのウォークマンや親友や部活の仲間、スケッチブックにトロンボーン(楽器)、家族、アイドル(嵐)と対象は様々でしたが、思いは一つ「決して忘れない、ありがとうThank you」でした。挿絵や写真をスクリーンに映しながら、推敲を重ねた原稿を一生懸命思いを込めて、英語で発表する姿が印象的でした。

いのちと心の教育で人づくり