生花のコサージ パート7(園芸科学科草花類型)

2月28日(金)。卒業式のコサージを3日間連続で部分的に作り、いよいよ完成させる日となりました。まず、シンビジウムをフックメソードとクロスメソードという手法でパーツに仕上げました。そして、昨日作ったカーネーションとカスミソウ、レザーファンを順番に組み合わせ、ワイヤでくくってテーピングをし、最後はリボンをつけて完成させました。先輩の卒業式のために3学期はコサージ製作を何度も練習してきたので、とてもスムーズに、そして気持ちよく完成させることができ、ほっとしました。赤、オレンジ、黄、ピンクとクラス別に分けたカーネーションがどのクラスに渡るか楽しみにしていてください。

3年生の先輩方、今まで楽しい思い出をいっぱいありがとうございました。そして、卒業、おめでとうございます。

同窓会入会式&表彰伝達式

2月28日(金)、同窓会入会式と表彰伝達式が行われました。新型コロナウイルスの影響で、例年よりも時間短縮と規模縮小で実施することになり、同窓会入会式は本校の同窓会職員により実施しました。1・2年生が参加できず少し寂しい式となりましたが、多くの3年生が表彰されました。明後日は卒業式。3年生が旅立ちます!

生花のコサージ パート6(園芸科学科草花類型)

2月27日(木)。草花類型の1・2年生が集まり、カーネーションを切り分けました。そして、1年生が切り分けておいたレザーファンとカスミソウそれぞれにワイヤーをかけ、テーピングをしてパーツづくりを終えました。

明日は、シンビジウムの加工をし、課題で作ってきたリボンをかけて仕上げまで行います。お世話になった3年生のために心を込めて作ります。

ウシの爪切り(生物生産科飼育類型)

「ウシの爪切り」  あまり聞いたことがない言葉だと思います。いわゆる削蹄(さくてい)のことです。ウシの蹄(ひづめ)は人間の爪の様に伸びてきます。放っておくと、繁殖不良や食欲不振などウシの体調に様々な悪影響が生じます。本校では1年に1回程度、削蹄してもらいウシのコンディションを保つようにしてもらっています。

削蹄は「削蹄鎌」と呼ばれる刃物を使って行われます。蹄の状況を見て、ベストな状態になるように切ってもらいます。蹄は裏側も伸びていくので、ウシの足を持ち上げなければなりません。嫌がるウシにケガをさせずに削蹄を行うのは至難の業で、素人にはできません。そこで、削蹄を行うプロである「削蹄師」と呼ばれる方に依頼しています。ウシを飼うということは本当に裾野の広い生業だと改めて感じさせられました。 

ちなみにバーナーで蹄を炙っているのは、切りやすくするためです。炙ることで、硬い蹄をバターのように切ることができます。もちろん削蹄師さんの技術があってこそです。簡単に切れるようになるので、深く切りすぎるとウシが立てなくなってしまうこともあります。

生花のコサージ パート5(園芸科学科草花類型)

2月26日(水)。卒業生につけてもらうコサージ製作がいよいよ始まりました。今日は、草花類型の1年生で花材(カスミソウ、レザーファン)の切り込みを行いました。ひとつずつ丁寧に切り分け、萎れないように切り口を水につけました。

新型コロナウイルスの影響で、在校生が卒業式に参加できなくなりました。綺麗なコザージを作製し、遠くからにはなりますが卒業生を心から送り出したいと思います。明日は、草花類型1・2年生でパーツ製作の予定です。

子ウサギの成長(生物生産科飼育類型)

一か月ほど前に生まれた子ウサギの様子を紹介します。4羽生まれた子ウサギですが、全羽元気に成長しています。生まれてからしばらくの間は親ウサギが人間の匂いを嫌がるので、子ウサギたちに触ることができませんでしたが、十分に成長したので初抱っこをしました。生徒たちは、「ふわふわでかわいい」と、口々に感想を述べていました。今後も元気に育ってほしいです。

育てたウシを食べる(生物生産科飼育類型)

第3回和牛甲子園に出品した「かつよしもり」号の試食を行いました。「可哀そう」と感じる方もいらっしゃると思います。しかし、農業高校では生産技術を学んでいます。「試行錯誤した末にできたものを自分で確認する」ということは非常に大切なことです。これを経験することで、飼育方法の改善や新しい技術への挑戦など、今後の学習へのモチベーションにも繋がっていくと考えています。来年度の研究に向けてアンケート調査を行ったグループも試食しましたので、今後の取り組みをより充実したものにするきっかけになったことと思います。では、試食した生徒の感想です。

「実習の時に見ていたあの「生きている」ウシが「死んで」今ここに肉としているということに、自分達が普段食べている肉の大切さを実感することができた。そして、そのウシが商品としてあることを目にして、自分達以外にも様々な人が関わっていることも感じた。」

「オレイン酸を高める餌の工夫をしてみて、検査結果も高く出ていたのでどんな味がするか気になっていた。実際食べてみると、しつこくなくて、ムカムカしない感じだった。オレイン酸が高い牛肉がどんなものか理解することができた。」

「いつも食べている牛肉より、脂が甘くて旨味が凝縮されている感じがした。やわらかくてとろける感じがオレイン酸かなと思った。一生懸命に育てた甲斐があったと感じました。かつよしもりに感謝です。」

ピアノリサイタル開演!(生活デザイン科保育類型)

2月21日(金)、学年末考査最終日。生活デザイン科保育類型の2年生19名が、1月から取り組んできた課題曲のピアノ発表会を行いました。福祉類型の2年生や保育類型の1年生、先生方を前にして、約1ヶ月間の努力の成果を観てもらいました。ピアノの腕前には個人差がありますが、失敗しても最後まで、一生懸命に演奏する姿がステキでした! ブラボー!!

先輩から学ぶジャガイモ栽培(生物生産科栽培類型)

2月20日(木)。2月とは思えない暖かい天気のなか、生物生産科栽培類型ではジャガイモの種イモを植え付けました。前日に2年生が管理機で約50mのうねを14列整え、植え付けの用意をしました。そして今日は、うねにジャガイモを並べて植え付けです。

まず2年生20名は、品種の比較実験のために15種類のジャガイモを植え付けました。そして1年生20名は、植え付けの深さや覆土の仕方など注意することを2年生から教わりながら植え付けていきました。

教える側も教わる側も真剣に取り組んでいました。 寒さに負けず、4月には無事に芽が出そろうことでしょう。

第4回大地の力 コンペ結果

先日、電話インタビューで2次審査が行われた「第4回大地の力 コンペ」。最終審査の連絡が2/6にありました。  

園芸科学科のグループは「未来創造賞」を受賞し、3/6に東京で行われる表彰式・交流会に参加することとなりました。また、企画のパネル展示もすることになりました。さらに、生物生産科のグループは「未来シーズ賞」を受賞し、3/6の表彰式・交流会参加だけではなく、おかきの販売もすることになりました。

これまでの取組やこれからのプロジェクト活動の計画が評価され、とても嬉しい結果となりました。全国に活動を報告してきます!

生花のコサージ パート4(園芸科学科草花類型)

2月7日(金)。今年は卒業式が3月1日の日曜日なので、前日の土曜日は休校です。そのため、コサージを28日の金曜日に完成させてから当日までの2日間、鮮度を維持しなければなりません。そこで、今回はステムティッシュを使用したカスミソウのパーツ作りにしっかりと取り組みました。説明の後、花材の切り込み、2~3本の又を合わせたワイヤかけ、ステムティシュの巻き方の練習、最後のテーピングまで、全員で練習しました。

また、来週は特別入試、再来週は学年末考査と練習の時間が取れないので、少しでも感覚を覚えていてもらうため、今まで行ってきたパーツの一つであるリボンを渡し、コサージ用のリボンを作製してくることを課題にしました。本番まであと少し。かわいくてきれいなコサージができるように、みんなで頑張っていきましょう!

ハーバリウム作ったよ!(園芸科学科草花類型)

 2月6日(木)。園芸科学科草花類型の2年生が、ハーバリウムを作りました。栽培してきたミニバラをはじめ、カスミソウやラグラスバニーテールなどを下処理して、まずプリザーブドフラワーを事前に作りました。そして、ピンセットでそれらを瓶に配置し、オイルを静かに入れて完成です。各自の個性が出た作品になりました。

池坊学校華道インターネット花展 京都府知事賞受賞! 

 華道部はいろいろな華道展に出展して活動していますが、池坊の主催する「学校華道インターネット花展」に今年も出展しました。大学、短大、専門学校、高校含めた1,259校、6,923名の応募の中から、第3位にあたる京都府知事賞に、園芸科学科2年岡本さん(赤坂中出身)が選ばれました。おめでとうございます。

和牛精子の形態検査(生物生産科飼育類型)

和牛の精子は、正常な種雄牛から射出されたものであっても10~20%の奇形精子が存在すると言われています。今回の2年生の授業では、和牛の凍結精液を実際に融解して、顕微鏡で観察しました。そして、本当に奇形精子が存在するのかを検査しました。図2は、生徒が実際に見ていたプレパラートの様子です。少し見づらいですが、オタマジャクシの様な精子を観察することができました。図3は、生徒が発見することができた奇形精子の模式図です。厳密に検査できたわけではありませんが、正常な精液の中にも奇形精子が存在することを確認することができました。

今回の授業を通して、何事も実際に自分の目で確かめることの大切さを感じてほしいです。

大玉トマト「麗夏」始まりました(園芸科学科野菜類系)

  令和2年度用の大玉トマトの播種(種まき)を園芸科学科野菜類型で行いました。播種したのは野菜類型を選択した1年生です。大玉トマトは2年生でプロジェクト栽培をしますので、この時期から栽培が始まります。

 はじめに、先生方から説明を受けます。次に、容器に専用の土を入れ、道具を使って種子が入る穴を開けます。そして、一粒ずつ丁寧に種子を穴の中に落とし、適量の覆土(種の上にかける土のこと)をかけます。ラベルを書いたら、育苗床において発芽させます。

「苗半作」といいます。いい苗を作りましょうね。

せなん~の~お~み~そ~♪(生物生産科栽培類型)

生物生産科栽培類型の生徒たちが、米味噌の仕込みを行いました。原料として本校産の朝日米を使用しています。衛生管理バッチリで仕込みを開始します。

まず、第一段階として米麹を作ります。蒸した米を冷まして麹種をつけ、製麹機で2日間発酵させると米麹の完成です。次に、第二段階として仕込みを行います。蒸して冷ましたダイズに、塩きり麹(米麹に塩を混ぜたもの)をよく混ぜ合わせます。混ざったら味噌団子を作り、味噌樽に敷き詰めていきます。このときに味噌に空気が入らないように勢いよく樽の中に投げ入れます。平らに敷き詰めたら、カビの発生を抑えるために味噌の表面に塩をふり、ふたをして樽の中で熟成させます。

今後、味噌くりを行い、約半年後に味噌ができあがります。風味がよく、コクのある味わい深い米味噌です。味噌汁、豚汁など様々な料理の味付けにいかがでしょうか?

生物生産科の仲間たち(生物生産科飼育類型)

今回は、生物生産科が飼育している2種類の動物の様子を紹介します。

はじめにウサギです。生徒たちが計画的に交配をしてくれたウサギの赤ちゃんが先日生まれました。コロコロしていて可愛くて触ってみたくなりますが、人の匂いを母親が嫌うので少しの間我慢です。順調に育ってほしいです。

次にヤギです。日頃の飼育活動の結果、ヤギに「お手」を覚えさせることに成功しました! 「他の芸も教えたい!」と、生徒たちはやる気満々です。