野菜だよりVol.14「メロンの選果」

 5月26日。今週からメロンの幼果(小さい果実)を選果しています。人工交配によって3個~4個できた幼果から、形の良いものを一個だけ選びます。選ぶポイントは「長卵形」、幼果は少し縦に長い卵型が良いといわれ、収穫するときにちょうど良い形になります。今回も他教科の先生方に手伝っていただきました。メロンは一般的に立体栽培(茎を空中にひもなどを使って立てる栽培)では1株に一個のみ果実を育てます。二個も育てると大きくなりにくいのが理由です。これから、果実が大きくなると同時に網目模様の「ネット」が入りだし、いよいよ「メロン」になってきます。

果樹園だよりvol.31 「課題研究(果樹類型):地域貢献研究グループ」

 5月26日。とても蒸し暑く、雨が降り出しました。 今日は、「課題研究:地域貢献研究グループ」の活動がいよいよスタートしました。私たちのテーマは、ブドウのせん定枝の有効活用です。エコストーブを利用して、せん定枝を燃料として何かできないかと研究を始めました。今日は、先生の指導の下、エコストーブでお湯を沸かすデモンストレーションがありました。6月から様々な活動を進めていきたいと思います。

果樹園だよりvol.32「課題研究(果樹類型)」

 5月26日。とても蒸し暑いです。 今日は、「課題研究」の補充がありました。通常、4月に研究計画を立てて、グループや個人でテーマを設定して実験や観察をしますが、今年度はできていませんでした。今日は、今後の計画を立てることと、来週からの準備をしました。ほ場のブドウやモモが大きく成長していることに驚きました。

果樹園だよりvol.30「クレオパトラの愛したブドウ」

 5月26日。今日も朝から蒸し暑いです。 本校で栽培している「マスカットオブアレキサンドリア」。岡山県が全国生産量ナンバーワンを誇っています。原産地はアフリカのエジプトとされ、紀元前から栽培されていたようです。メソポタミア時代からブドウ栽培とワイン造りが始まり、それがエジプトに移って栽培・醸造技術が向上されたといわれています。香水に匹敵する強い香りのためクレオパトラが愛したブドウという逸話も残されています。

生物生産科「苗代づくり」~こんな時こそ瀬戸南家族の力が試されます~

 5月21日晴天の中、水稲の苗を作る苗代(なわしろ)づくりを行いました。新型コロナウイルス感染症の影響で、本来生徒が実習で学ぶこの作業を、教員のみで対応せざるをえないため、非常に大変です。しかし、体育科の先生方をはじめ、作物担当以外の農業科の先生も一丸となって作業を行ったため、無事に完成することができました。 苗代をつくる際に使用した均平機(きんぺいき)は地元の農家さんからお借りしたもので、きれいな苗代をつくることができました。

 苗代(なわしろ)とは、イネの苗を田植えが、できるくらいまで大きくする場所のことを指します。ちなみに本校は、移植栽培のため、この苗代でしっかりと育苗してから田植えを行います。

果樹園だよりvol.29「ブドウ調査区の観察」

   5月21日。今日は、2年生の登校日でした。 健康観察や課題の提出などが終わった後に、自分たちが栽培管理を担当するブドウ(瀬戸ジャイアンツ)の生育調査を行いました。開花し、粒も少しずつ大きくなっていることが確認できました。タブレットで写真を撮ったり、管理作業を動画で撮ったりしました。

果樹園だよりvol.28「柑橘の漢字」

 5月21日。今日は、気温が低く肌寒い朝となりました。 先日発見したレモンが開花したので報告します。

 さて、「柑橘(かんきつ)類」の多くは中国を経由して導入されました。そのため、今回は漢字に注目してみました。「柑」は、小果の皮のむきやすいミカンをあらわし、「橘」は、皮のむきやすい大果の柑橘をあらわします。ちなみに、「檸檬(レモン)」は英語のlemonの中国語への音訳です。

草花だより 第14話 中庭花壇の定植 ~学校を華やかに~

   5月20日。園芸科学科草花類型。本日中庭花壇に花苗の定植を行いました。農業科以外の先生の援助も受け、中庭花壇すべての定植を行うことができました。お手伝いくださった先生方、ありがとうございました。今はまだ小さな苗ですが、休校開けの頃には生徒の皆さんを花たちが迎えてくれると思います。

果樹類型モモ班通信VOL.2 ~現在のモモの状況報告~

   5月19日。園芸科学科果樹類型モモ班。前回の配信から6日が経過し、ずいぶんモモ園も変化しています。相変わらず本校のモモは病気や害虫にならず、元気に成長しています。本日は、現在のモモの状況と管理内容(摘果作業)をお知らせします。

 写真は、「大玉白鳳」を最終摘果し、果実が落ちている圃場の状態です。果実は約縦3.5cm横3cmの果実に成長しています。 では、中果枝の摘果状況です。最終摘果は1個残すように摘果しています。

次に、中果枝の摘果状況です。最終摘果は1個残すように摘果しています。   写真は、摘果する前の中果枝です。

   写真は、摘果後の中果枝です(1個残しています)。 今後の作業は、明日(5月20日)の昼から多くの先生方の協力を得て、「八幡白鳳」(一部3年担当)の袋掛けを実施します。

ヒナの成長記録VOL.5:IBDワクチン投与!!

 本日、大すう舎に引っ越したヒナ達にワクチンを投与しました。ワクチンの投与方法は「飲水(いんすい)」です。飲水とは読んで字のごとく、乾燥ワクチンを水に溶かして一緒に飲ませるという方法です。その際、すべてのヒナにしっかり投与できるように、あらかじめ断水をしておきます。

 今回投与したワクチンは「IBDワクチン」です。鶏伝染性ファブリキウス嚢病に効果があります。この病気は、届出伝染病に指定されており、ヒナの時期に発生しやすいとされています。もしこの病気にかかってしまうと、急に元気がなくなり、白色や緑色の下痢を起こし、最悪の場合死んでしまうため、しっかりとワクチンを投与し、免疫をつけさせる必要があります。

~ちょこっと雑学~                                        

 今回飲水に使用した水は、一夜汲み置きしたものです。各家庭の蛇口からでる水道水の遊離残留塩素濃度は、1リットル当たり0.1mg(0.1ppm)以上の濃度を保持することが義務づけられているため、塩素を含んでいます。そのため、カルキ抜きをしたものを使用します。

野菜だよりVol.11「摘心と光合成の転流」

 5月19日。ほぼ全ての株において水耕メロンの人工交配が終わりました。上手く交配して受粉・受精が進むと交配2~3日後に子房が肥大してきます。

 人工交配を終えたら、次はメロンの親づるの先端を摘み取る「摘心」をします。「摘心」をすることで果実や種子へ優先的に「光合成産物」が移動し、大きな果実を得られます。ちなみに、葉で作られた「光合成産物」が葉や茎・根・果実を成長させるために運ばれることを「転流」といいます。

 

果樹園だよりvol.25「レモンの花の蕾」

   5月19日。午後から天気が回復してきました。 果樹園に今年から仲間入りしたレモンの蕾を発見しました。蕾はピンク色ですが、花の色は白色です。 レモンの原産地はインド東部のヒマラヤで、ヨーロッパなどに伝播したといわれています。現在ではアメリカ、イタリア、スペインなどが主産国となっています。

果樹園だよりvol.24「摘心」

 5月18日。今朝は少し湿度が高く、若干ムシムシします。 先週からジベレリン処理が始まりましたが、様々な管理作業平行して行っています。花が咲く前に、枝の先端や頂芽を摘み取り、若い枝の伸びを抑える「摘心」を行います。枝元から葉を10枚残して先端をハサミで摘み取ります。ブドウ栽培は、他の作目と比較しても労働時間が圧倒的に高い作目です。従って、作業効率を考えて計画的に管理を行っていく必要があるのです。 写真は、ブラックビートの粒が大きくなっている様子と、ハウスの上部から全体を撮影した写真です。

草花だより 第12話 大菊の鉢上げ ~桃源祭でミニ菊花展ができるように~

 5月18日。園芸科学科草花類型では、大菊の鉢上げを行いました。今回は、3号(直径9cm)ポットから5号鉢(直径15cm)に植え替えました。11月に開花するようにうどんこ病やアブラムシがの被害が最小限となるように注意して育てていきます。3年生は授業が始まったら、一人一鉢の管理となる予定です。

野菜だよりVol.10「農業と環境栽培プロジェクト」

 5月15日(金)、今日は、園芸科学科1年生が教科「農業と環境」の栽培プロジェクトで育てる「トウモロコシ(品種:ゴールドラッシュネオ」をビニルハウスに定植しました。葉数が4~5枚ぐらいが定植によいとされています。

 苗を定植する前に、畝上のマルチにホーラーで穴を開け、移植ごてで掘ります。さらに水を入れ、水が引いてから苗を定植します。植えた後、丁寧にかん水をして完成です。収穫は7月末の予定です。1年生の皆さん、授業が再開したら一緒に管理しましょう。

いのちと心の教育で人づくり