平成27年度 3学期 始業式式辞・校長式辞より

今年の干支は「丙申」。この干支には「形が明らかになる」、「果実が成熟して固まってくる」というような意味があるそうで、「これまでの頑張りが形になってくる」年なのだそうです。 どうか皆さん、この一年「明るく、元気に」そして「チャレンジ精神をもって物事に前向きに」取り組み、「大きく飛躍する年」にしてほしいと思います。              さて、年頭にあたり、一つだけお話をします。 12月の終業式の時に、ラグビーの「五郎丸選手」のことをお話ししました。 「自分で変えられるのは、『現在』だけだ。今を変えない限り、未来はけっして変わらない!」そういう話でした。 では、どうやったら今の自分を「より良い方向に」変えられるのでしょうか? 今日は、誰にでも始められる「三つの方法」を紹介します。

一つ目は、「①今より30分早く起きること」です。それも自分で決めて、目覚まし時計をセットして「よしこれから毎日、何時に起きるぞ」と自分に言い聞かせて、始めるのです。人に言われてするのではなく、「自分の意志で起きるぞ」と、「毎日決まった時間に起きる」のがポイントです。                           二つ目は「②朝30分生み出したその時間を毎日、自分を高めることに使うこと」です。例えば、読書でもいいし、ジョギングなどのトレーニングをする時間にしてもいい。たった「30分?」と思うかもしれませんが、「継続は力なり」で、結構これが習慣になると効果が出てくるものです。読書なら10日程で1冊読めてしまいます。           三つ目は、「③一日に何か一つ、『自分に克つ』こと」です。「自分に克つ」というのは、弱い自分の心に打ち勝つということです。人は誰でも、楽な方へ楽な方へと気持ちが流れていきます。しかし、そこで奮起して、一日に何か一つでいいから自分の意志で頑張って行動を起こしてみてください。どんなに小さなことでも良いのです。例えば、見たいテレビがあるけど頑張って宿題に取り組むとか、歩いていて見つけたゴミを拾うとか、困っている人に声をかけるとか、毎日、笑顔を心がけるとか。。。 ポイントは「自分で決めて実行する!」、「自分の意志で動くこと!」です。 『』

以上、三つ言いました。簡単だと言いましたが、実際に続けることは難しいかもしれません。でも、安心してください。何度でも仕切り直しが効くんです。三つの内の一つからでも良いのです。 取り組んで3日もすれば、気持ちが変わってきます。一週間もすれば、自信がつきます。「自分の意志で頑張っている」という、実感が湧いてきます。そうすると、「もう30分早く起きてみよう」とか、「一日にもう一つやってみよう」とか、できるようになってくるはずです。そして、何事にも「前向きに」頑張れる自分に気づくはずです。ぜひ今日からでも、挑戦してみてください。                  さあ、今日から3学期がスタートします。一年の仕上げの時です。 3年生はあと2ヶ月で卒業式。4月からの新しい生活に向けての準備の時」『あなたは瀬戸南でどう成長しましたか?』高校生活最後のこの時期を後悔しないよう、最後までしっかりと頑張ってください。 2年生の皆さんは、あと半年で将来の進路を決定する時期が来ます。 『一年後、あなたはどうしていますか?』これからでも遅くはありません。この3学期から具体的な行動を起こしてみてください。 1年生の皆さんは、高校生活にも慣れ、中だるみになっている人はいませんか?『瀬戸南で頑張る、自分の目標は見つけられましたか?』部活動でも、将来の夢に向けた勉強でも何でもいい、ガムシャラに取り組んでほしいと思います。今年の瀬戸南の中心となるのは、間違いなく、あなたたちですよ。

以上、今年もみんなが心身共に健康で、楽しく充実した高校生活を送ってくれることを期待して、3学期始業式の式辞とします。

平成28年 1月 8日(金)