リモートで伝えるNEW家庭クラブ総会!! (生活デザイン科)

 6月9日、生活デザイン科で家庭クラブ総会を行いました。 年間の流れや予算について決議しました。今年度はコロナウィルスの関係で、3学年そろうことが難しく、タブレットを使い、Zoomでの開催となりました。 最後には家庭クラブの歌「明日へ」を全員で、手話をつけてうたいました。

家庭クラブ入会式・総会(成人会長)あいさつ

  岡山市では、先週末にあじさいの開花宣言が出ました。生徒ホール前のあじさいも、日に日に開花していますが、コロナの関係で梅雨入りも間近の今日になって、やっと家庭クラブの入会式ができました。  それでは、家庭クラブについて少し紹介をすると、家庭科科目の学習をする高校生が、全員加入している組織が家庭クラブになります。  家庭クラブは、1953年に結成され、今年で67年という非常に長い歴史があります。昨年度のデータでは、全国家庭クラブ連盟に加盟している高校は、全国で約1,400校、クラブ員が約24万人、岡山県内だけでも51校、約11,500人という非常に大きな活動組織となっています。 さて、家庭クラブのシンボルマークを見てください。FHJは、Futur Homemakars of Japan 直訳すると、「日本の未来の家庭を切り盛りする人」の略ですが、背景にある「四つ葉のクローバー」は、家庭クラブ活動の4つの基本精神を表しています。それは「創造」、「勤労」、「愛情」、「奉仕」の4つですが、先生が家庭クラブ活動を通して特に身に付けてほしいのは、3番目の「愛情」と4番目の「奉仕」の精神です。  アメリカでは、黒人男性が、白人警察官に押さえつけられて死亡した事件を受けてアメリカ各地で抗議デモが続いています。また、日本でも女子プロレスラーの木村花さんがネットで誹謗中傷を受けて亡くなった悲しい事件がありました。どちらも他人への愛情と思いやりを持って尽くす奉仕の精神が身に付いていれば、こんな事件は起きなかったろうと思います。  次に、家庭クラブには具体的な3つの活動があります。それは「プロジェクト活動」と「ボランティア活動」と「交流活動」です。 昨年度の本校の「プロジェクト活動」では、スクールプロジェクト部門において、11月に総社市民会館で開催された第66回研究発表岡山県大会において、見事、優良賞を獲得しました。それは「復活!備前黒皮カボチャ 私達の手で地域に発信しよう」というタイトルでした。昔から瀬戸内市で栽培されている備前黒皮カボチャを使ったレシピを何十種類も考え、その中からシフォンケーキの開発に至ったという内容でした。  また、「ボランティア活動」の面では、上道公民館で小学生料理教室を開催しました。「交流活動」では、小学生を対象に、童話の読み聞かせやカード作りなどの交流活動をしています。  今年度は、コロナの関係で、3密を徹底的に避けた形で、どれだけの活動ができるか、計画しづらいところですが、家庭クラブの活動を例年以上に工夫しながら積極的に取り組み、「創造」、「勤労」、「愛情」、「奉仕」の4つの精神が、みんなに身に付いてくれることを期待して、成人会長の挨拶といたします。