野菜だよりVol.15「天敵と害虫」

 5月27日。栽培している野菜を確認するために圃場を歩いていると、白ネギが数本、切れて倒れていました。その犯人は「ネキリムシ」で、切れた白ネギの周辺を掘り返すと見つけることができました。土の中で越冬して、この時期に野菜へ被害を与えます。

 次は、アブラムシの天敵である「アブラバチ(アブラコバチ)」です。成虫は2ミリほどでアブラムシに卵を産み付け、幼虫が大きくなると「マミー」を作るので存在を知ることができます。画面中央の丸い物体がそれです。アブラムシが多くなると発生し、少なくなるといなくなります。圃場にはいろいろなことが起きているので面白いです。

果樹園だよりvol.32「ホルモン剤」

 5月27日。今日もとても蒸し暑く、汗が噴き出しています。 今日は、「課題研究」の取組の一つで、赤系ブドウの「ゴルビー」のホルモン処理について学びました。ジベレリンは、種なし処理を行う植物ホルモンですが、そのおもな作用は「茎の伸長促進」「休眠の打破」です。この植物ホルモンは植物自身が体内でつくっている物質であり、極めて微量で様々な生理作用を示します。 種なし処理をする際の濃度や注意点を先生に教えていただきました。