校長通信(式辞他)

平成31年度1学期始業式 式辞(平成31年4月8日)
おはようございます。
先ほどの着任式で、森教頭先生から紹介をしてもらいましたが、4年ぶりに瀬戸南高校に帰ってきました。昨年度まで、高松農業高校に校長として勤務しており、同じ農業関係高校として瀬戸南高校の活躍ぶりは、よく見聞きしていました。
生物生産科、園芸科学科の春の苗物販売や瀬戸南市の他、シクラメン祭り。そして、生活デザイン科の生デフェスの実施や、ホッケー部の全国大会出場なども含めて、地域の方との交流が頻繁に行われており、みんなは様々な分野で素晴らしい活躍をしていると感じています。
さて、今日の始業式は、新元号「令和」が発表され、平成から令和へと時代の節目をまたぐ、まさに、新しい時代に向かおうとする瀬戸南高校の始業式となることを確信しています。
明日には新入生160人が入学をしてきます。
みんなも学年が上がり、3年生は、卒業後の進路を決定する、人生の大きな節目になる学年になりました。2年生は、勉強や部活動、桃源祭など、学校行事に思いきり取り組める学年になりました。
学年が一つ上がったことで、今まで以上に自分の将来の夢や目標が、より具体的にイメージできるようになってくる人も多いと思います。夢や目標に向けて努力し成長しようとする時に限らず、周りの人との人間関係がうまくいっている場合でも、人は多かれ少なかれストレスを感じながら生活しています。
先生自身は、ストレスを感じた時、「ストレスなくして、成長なし」という言葉を自分に言い聞かせて、気持ちをコントロールしてきました。
みんなのように若い時、高校生の時は、一人で解決できないことも多いと思います。
悩みや困ったことがあれば、自分一人で抱え込まず、早め早めに、保護者の方や友達だけでなく、本校の先生方にも相談してみることが大切だと思います。本校の先生方はみんなの相談にしっかりと応えてくれるものと信じています。
最後に、2ヶ月前にあった衝撃的な報道について話をしたいと思います。
みんなもよく知っていると思いますが、それはこの春高校を卒業した水泳の池江璃花子選手が、自らが白血病であることを公表したことです。
彼女は、「神様は乗り越えられない試練は与えない。自分に乗り越えられない壁はないと思っています」とツイッターを更新しました。
彼女の心の中は、我々の想像を絶する気持ちだろうと思いますが、それでも18歳の若者が、しっかりと前を向き、周りへの感謝の気持ちを表している姿には、本当に頭の下がる思いがします。
池江選手の白血病が一日でも早く完治し、来る東京オリンピックで活躍してくれること心より願っています。
それでは、令和元年となる記念すべき年に、みんながさらに専門技術の習得に努め、心の温かさと周りへの気配りといった人間性も磨き、立派な大人へと成長していってくれることを期待して、1学期始業式の式辞といたします。

平成31年度入学式 式辞(平成31年4月9日)

桜も満開、ここ瀬戸の地にも、暖かな陽光が溢れ、あらゆる生命の躍動する春を迎えました。そして、今日の入学式は、新元号「令和」が発表され、平成から令和へと時代の節目をまたぐ、まさに、新しい時代に向かおうとする瀬戸南高校の歴史に残る入学式となりました。
本日、平成31年度、令和元年度となる入学式を挙行するに当たり、赤磐市副市長 川島明昌様をはじめ、多くの御来賓の皆様の御臨席を賜りましたことに、衷心より厚くお礼申し上げます。また、保護者の皆様には、お子様の晴れのご入学、心よりお喜び申し上げます。
ただ今、入学を許可いたしました160名の新入生の皆さん、入学おめでとう。
新入生の皆さんは、義務教育を終えて、さらに自分から進んで勉強したい、専門の技術を身に付けたいとの思いから、瀬戸南高校に進学をしてきました。「人生、100年時代」と言われる今、人は一生涯にわたって学習していきますが、少なくとも学習は自分の意志で行うものです。その点から、本校に入学したのは、自らの意志で進学を決意し、自らの選択で本校を選んだものと理解しています。この覚悟と意欲が、進学に関しては最も肝心なことなのです。もし、ただ漫然と高校に通い、何とはなしに教科書を開くのであれば、進学した意味がありません。
今日の入学式は、皆さんが瀬戸南高校で積極的に勉強し、人間を磨いていく決意を確認する場でもあります。今日の入学式を3年後の卒業式まで決して忘れないでください。
さて、入学式に当たり、「失敗は人生の宝」であることを伝えたいと思います。私自身、毎日大なり小なりの失敗の連続です。新入生の皆さんも、これから始まる高校生活の中で、成功した体験もたくさんすると思いますが、逆に多くの失敗も経験します。
バスケットボールの神様と言われたマイケル・ジョーダンは「人生の中で何度も何度も繰り返し、私は失敗した。それが私が成功した理由だ」と言いました。また、自動車メーカー、ホンダの創業者である本田宗一郎は「失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」と言っています。
皆さんの高校生活の中には、勉強以外に、部活動や生徒会、農業クラブ、家庭クラブ活動など取り組むものがたくさんあります。何も恐れず、将来の夢に向かって、常に好奇心を持って、いろいろなことにチャレンジしてください。成功だけでなく、失敗も経験してください。失敗したら、やり直せばいいし、諦めないうちは失敗ではありません。いろいろな失敗経験を積み重ねて得たものこそが、将来皆んなの人生の宝物となります。
最後になりましたが、保護者の皆様にお願いがあります。高校生は、「第2の誕生」と言われるほど、心と体の変化が激しく、不安と悩みの多い時期です。御不安も多々あろうかと思いますが、お子様は、苦しみながら、時には回り道をしながら、壁を一つ一つ乗り越えて成長していきます。
私は常々思います。子どもは親や教師の言う通りにはなかなかなりませんが、親や教師の行動を、真似をしながら成長します。だからこそ、子どもにこうなってほしいという姿を、我々大人が子どもたちに見せていかなければならないのです。そして、何より大切なことは、御家庭と学校とが、お互い補い合いながら、お子様の教育に当たることだと思っております。学校と家庭が十分に連携し、信頼しあえるよう努めてまいる所存ですので、本校の教育方針に対する御理解と御協力を、切にお願い申し上げまして、式辞とさせていただきます。

 

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