果樹園だよりvol.35「大般涅槃経」

 5月29日。今日は1年生の登校日でした。今回は、本校の「ビワ」の実の写真を掲載したいと思います。綺麗に色づき、まもなく収穫を迎えるものもあります。

  ビワは、原産地は中国南部やインドとされており、古くから薬効があるとされてきました。今から3000年も昔のインドの「大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)」という経典にも、その薬効について記載があります。そして、ビワの木のことを「大薬王樹」、ビワの葉のことを「無憂扇」と呼んでいました。「大薬王樹」とは最高の薬木、「無憂扇」は病気を治して憂いをなくす扇(葉)といった意味があります。ビワの木や葉の薬効に、最高の評価が与えられていたことがわかります。