「パスクラサン」から学ぶ

園芸科学科果樹類型の3年生が、課題研究で「パスクラサン」の研究をしています。

パスクラサンとは、旧赤坂町で盛んに栽培されていた洋ナシですが、収穫後に行う追熟の状態を見極めるのが難しく、現在、その栽培を続けている生産者はお二人しかいらっしゃいません。しかも、日本で栽培されている生産者はこのお二人しかいないのです! これから、その研究内容を少し紹介させていただきます。

5月14日 課題研究 果樹グループ
赤磐市役所にて、産業振興部政策監の一阪さんから、パスクラサン生産の実態や旧赤坂町での栽培の歴史をレクチャーしていただきました。
その後、生産者の福島さんの果樹園で、パスクラサン栽培の実態や追熟技術についてヒアリング調査を行いました。現在も手探り状態で熱心に栽培研究に取り組まれておられ、私たちにもわかりやすく教えていただきました。また当日は、赤磐市議の大口様も応援に駆けつけてくださいました。

 

 

 

6月12日 課題研究 果樹グループ
福島さんの果樹園で、パスクラサンの袋掛けの実習をさせていただきました。モモの袋とは構造が異なることや、軸が折れやすいので注意して作業をすることを学びました。また、新高ナシの袋掛けも体験させていただきました。

今後は、除草と防除の管理が続き、パスクラサンは11月中下旬に収穫予定だそうです。2学期も、生育過程を見学させていただいたり、収穫の実習をさせていただく予定です。