3学期終業式式辞

平成25年度 3学期終業式式辞

 おはようございます。今日で平成25年度が終わります。
 3月1日の卒業式では、卒業生を温かく送り出そうという、みんなの気持ちがよく伝わってきて、厳粛なすばらしい
卒業式になりました。多くの来賓の方から言われたことを紹介すると、主に2つありました。一つは、起立の号令が
かからなくても、来賓の方が壇上に上がられると同時に、卒業生が一斉に起立したことです。 「あの礼儀作法は、
見事だ」と言われました。 もう一つは、 卒業生が退場する前に、保護者席に向かって、卒業までいろいろと心配を
掛けてきたお父さんお母さんへ、大きな声で感謝の気持ちを表したことでした。 みんなも1年後、2年後には、主役
として卒業の日を迎えます。今年以上の心身共に充実した素晴らしい卒業式を目指してください。
 今日は、みんなも知っているように、高校入試の合格発表が午前9時にありました。
 雨の中を、多くの受験生が発表を見に来ていましたが、合格者名簿が張り出されたとき、大きな声で「やったー」
と言って飛び跳ねたり、手を取り合って喜び合う受験生もおれば、逆に、うつむいて校門を出て行く受験生も多くい
ました。
 今年も去年と同じく倍率が高く、 本校を希望してくれた生徒のうち約50名が、本校に入学することができません
でした。 その姿を見ると、合格できなかった生徒のためにも、我々はさらに瀬戸南高校が立派な学校になるよう、
一生懸命頑張らないといけないと、改めて強く思いました。
 4月9日には入学式を行います。あと20日もすれば、新入生が入ってきます。これからは、ここにいるみんなが、
先輩として授業や実習、 部活動や三本部の活動において、 新入生を上手に引っ張っていってくれるよう、よろしく
お願いしたいと思います。

 さて、3学期になって、今年度も 「マナー講座」 を実施しました。生活デザイン科の人は、 その他にも 「ビジネス
マナー講習会」も受講しています。 講座の目的は、みんなが、社会に出ても通用する礼儀作法を身につけることで
す。
 自然な礼儀正しさが身に付くと、大人としての振るまいができると同時に、2年生は、もう目前に迫っている、進路
の面接試験で有利に働きます。 そして、 社会人となった時、上司や同僚、また仕事関係のお客様との良好な人間
関係を築く大きな力となります。 例えば、初対面の人から、 「はじめまして、私はこれこれと申します。」と言われれ
ば、この人はしっかりした人だから、つきあっても大丈夫だと思います。しかし、初対面の人から、「これこれだれど、
よろしくね」などと言われると、この人は軽いやつだなぁと思われるかもしれません。 礼儀は、相手を敬っていること
を示す、非常に便利な手段です。しっかりと身につけてください。

 最後になりましたが、 9日前の3月11日、 東日本大震災が発生して3年が経ちました。 本校でも先生方全員が
一カ所に集まり、地震が発生した午後2時46分に合わせて、震災で犠牲になられた方々へ、 1分間の黙祷を捧げ
ました。
 その日の読売新聞朝刊のコラムの中に、このようなことが書かれていたので、原文のまま紹介します。 「57歳で
潜水士の国家資格を取得した会社員の男性が、宮城県女川町にいる。 津波にさらわれたまま、戻らない妻を捜す
ためだという。」たったこれだけの短い文章の中に、家族を亡くされた方の思いを感じました。
 私たちは、 今も震災で苦労されている多くの人達のことを忘れず、 自分たちが日々の生活の中でできることを、
精一杯悔いなく行っていくことが大切だと思いました。
 以上で、3学期終業式の式辞といたします。
平成25年3月20日(木)

表彰式
表彰状の授与

表彰状の授与

表彰状の披露

年間皆勤・精勤賞受賞者の紹介

年間皆勤・精勤賞受賞者の紹介

3学期終業式

校長式辞

校歌斉唱

校歌斉唱(1・2年生)

谷口教務課長・講話

馬場生徒課長・講話


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