新年、明けましておめでとうございます (3学期始業式 式辞)

平成25年度 3学期始業式式辞

 新年、明けましておめでとうございます。
 皆んなは、この2014年を、どんな目標、決意で迎えたでしょうか。
 昔から 「一日の計は朝にあり」、 「一年の計は元旦にあり」 と言われます。
 先生自身は、去年の今日の式辞で 「年齢と共に声が小さくなってきているので、今年は大きな声で挨拶すること
を目標にします」 と言いました。 2年連続の目標ですが、今年も同じ目標でいこうと思います。 みんなも何か一つ
目標を決めて、一年のスタートを切り、その目標が身に付くまで、継続してみてください。

 さて、年頭に当たり、「凡事徹底」という言葉を紹介します。
 この言葉は、昨年7月 「掃除に学ぶ会」 を本校で実施し、大勢の人が参加して、学校中のトイレそうじをしたこと
がありました。その時、掃除に学ぶ会のパンフレットに書かれていた言葉でもあります。 簡単に言えば、「平凡なこ
と、当たり前のことを、徹底して行う」という意味です。
 経営の神様と言われた、パナソニックの創業者である松下幸之助は、取引先の会社経営が、うまくいっているか
どうかを、すぐ見抜いたと言われています。
 その判断基準は3つで、一つ目は 「従業員の挨拶」、二つ目は 「会社内の整理整頓」、三つ目は 「トイレ掃除」、
この3つを見れば、即座にその会社の善し悪しがわかったそうです。まさに、出来ていて当たり前のことが、当たり
前のように出来ているかどうかで、取引先の会社の経営状態を判断したそうです。
 社員同士が、お互いに挨拶を交わすことで、 コミュニケーションが広がり、工場や事務所内を整理整頓すること
で、仕事の能率が上がります。また、トイレを美しく使い、綺麗に掃除することは、社員の心を磨くことにもつながり
ます。
 つまり、逆を言うと、当たり前のことさえ出来ない会社は、 当然、難しいことは出来ず、いい加減な仕事しか出来
ないと松下幸之助は言っています。
 今日からの学校生活では、「凡時徹底」、当たり前のことを当たり前にしてください。 3年生は、4月に入社してか
らも、それを続けてください。そうすると会社の人や周りの人から必ず認められます。パナソニックの創業者が言う、
「挨拶、整理整頓、トイレそうじ」 は、学校にも当てはまると思います。

 最後になりましたが、今年は午年です。生まれたての子馬は、生後1時間ほどで、しっかりと立ち上がり、3時間
もしないうちに駆けることができるようになることから、 『立ち上がりが早い』 とか、 『幸福が駆け込んでくる』 など
と言われるように、馬は縁起のいい動物だそうです。
 みんなが、馬の威勢にあやかって、 心機一転、 駆けめぐり、 充実した一年になることを祈念して、新年の挨拶、
並びに3学期始業式の式辞といたします。
平成26年1月8日(水)

表彰式
表彰状披露

校長・始業式式辞

谷口教務課長・講話

馬場生徒課長・講話


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