2学期始業式式辞
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平成25年度 2学期始業式式辞
昨日警報が発令された関係で、一日遅れとなりましたが、今日からいよいよ2学期が始まります。
2学期は一年で一番長い学期ですし、学校行事が一番多いのも2学期です。大きな行事では、桃源祭体育の部と
文化の部、そして12月にはシクラメン祭りがあります。また、2年生は10月に東京方面への修学旅行もあります。
しかし、行事だけではなく、3年生にとっては、自分のこれからの人生を左右すると言っても過言ではない、 進学
先・就職先を決める大事な学期でもあります。
ここで2学期の始業に当たり、行事や進路決定以外に、全員で取り組んでほしいことを2つ言います。
1つ目は、「授業3か条」として各クラスに掲示してある、名前を呼ばれたらまず「はい」と返事。「起立」して答える。
語尾には「です、ます」を付けるという取り組みです。これは、授業中における先生方との言葉のやりとりを通して、
授業以外の場面においても、もうすぐ社会人となるみんなが、正しい礼儀作法と正しい言葉遣いを自然に身に付け
ていくのが目的です。
2つ目は、そうじです。
去る7月21日の日曜日には、本校で8回目となる恒例の 「トイレそうじに学ぶ会」 を実施しました。夏休み中に
出校したとき、トイレがきれいになっていて、驚いた人も多かったと思います。
当日は、猛暑の中を3本部役員と整備委員、そしてバレー部員など有志の人が大勢参加して、掃除に学ぶ会の
方と一緒に、校内のトイレそうじをしました。その時、そうじに学ぶ会の方からいただいた冊子に書かれていること
を紹介します。
タイトルは「ひとりの力」です。
「たったひとりが たった1つのゴミを拾う たいして変わらないようだけど
たったひとりが たった1つのゴミを捨てる たいして変わらないようだけど
ゴミを拾う人はゴミを捨てない ゴミを捨てる人はゴミを拾わない
ここに大きな違いが生まれる。」
「綺麗な心は、綺麗な環境で育つ」 とよく言われます。みんなが毎日使っている教室、実習室、トイレや廊下など
が、常に美しくそして整理 ・ 整頓された状態であって、その綺麗な環境の中で勉強に取り組むことが、 心を正しく
美しく成長させると確信をしています。
ところで、1ヶ月前の8月6日の新聞に、こんな記事が載っていました。 「いじめ被害小学生の9割」というショッキ
ングなタイトルです。仲間はずれ、無視、陰口といった 「いじめ」を今までに受けたことがある小学6年生と、いじめ
を加えたことがある小学6年生が、ともに9割近くにのぼったという内容です。
先生は整理整頓された綺麗な環境の中で、自分を成長させてほしいと思います。 本校では掃除の時間は、火曜
日を除いて毎日たったの13分間しかありません。 その13分間、一生懸命に、そして時間いっぱい掃除をして、周
りの環境を綺麗にすると同時に、いじめなどの起こらない、相手を思いやることのできる美しい心に磨いていってく
ださい。
以上2つを2学期、特にがんばってほしいこととして話をしました。
最後になりますが、「秋の日はつるべ落とし」と言われるように、これから12月の冬至に向かって、日が暮れるの
がどんどんと早くなります。 進路のことや部活などで帰るのが、遅くなる人も多いと思いますが、できるだけ暗い道
は避け、不審者対策と交通事故防止に努めてください。
以上で、2学期始業式の式辞といたします。
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平成25年9月3日(火)
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2学期・表彰式
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校長式辞
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