1学期終業式・式辞 及び、表彰式、“桃源祭”決起集会
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平成25年度 1学期終業式式辞
おはようございます。いよいよ明日からは長い夏休みになります。
夏休みを前に、1学期を振り返って、良かったと思った中から、まず2つ話をします。
1つ目は、部活動が昨年の今頃に比べて遙かに活発になりました。実績としては、今年度ホッケー、ソフトテニス・
バドミントン・バレー、そして剣道・柔道の6つの部が県大会に出場しました。また、文化系の部においては、先ほど
表彰したように美術部員が「高校生美術コンクール」で金賞・銀賞を受賞しました。また、この春発足した軟式野球
同好会においては、去る6/23(日)に新しい瀬戸南高校のユニホームのお披露目も兼ねて、 香川県立農業経営
高校とも初の練習試合を高松農業高校のグランドで行いました。また、組織的には、写真部、放送部、コンピュータ
同好会が合体して報道部ができるなど、組織の面からも確実に活性化しています。
さらに素晴らしいこととして、先生が部活を見学に行くと、どの部も大きな声であいさつをしてくれますし、 部活動
ではなく、 最近は、普段廊下ですれ違うときも、 大きな声でのあいさつがしっかりできています。 中には、 マナー
100%だと思うぐらい立ち止まって礼をしてくれる人も増えてきました。それも部が活発になった波及効果であると
感じています。明日からの夏休みでも、さらに部活動に全力を注いで取り組んでください。
2つ目は、『授業3か条』 です。 授業中、名前を呼ばれたら、「ハイ」と返事。 起立して、「ます。です。」を付けて
答えるのは、6月に授業参観をした時いずれの授業でも実践されていました。この3か条を身につけるのは、本来、
授業だけではなく、みんなが社会人、会社員になった場合は、周りは全て上司です。上司が名前を呼んでも「はい」
と返事ができないとか、何かを尋ねられた時、単語だけで答えたり、ため口や「ます。です。」をつけないで答えるの
は、いくら仕事ができてもマナーとしては最悪です。 ですから、授業3か条は、授業中だけでなく、普段の生活から
当たり前にできるように身につけていってください。
最後に、今日の終礼で配られますが、 本校のPTA新聞に「江戸っ子から学ぶ『江戸しぐさ』というタイトルで文章
を載せました。昔から江戸、今の東京も同じですが、日本各地から様々な生活文化をもった人が集まっていること
から、お互いが気持ちよく暮らすための工夫が、江戸には必要だったようです。そんな中から生まれた「江戸しぐさ」
は、1000以上あるそうですが、いくつか紹介します。
まず、「傘かしげ」 と言うのがあります。狭い道ですれ違うとき、お互いの傘が当たらないようにちょっと傘を倒し
て、お互いに軽く会釈を交わすこと。
「七三の道」・・・道のど真ん中を歩くのではなく、自分が歩くのは道の3割にして、 残りの7割は他の人のために
空けておくこと。
「うかつ謝り」・・・人混みで相手に自分の足を踏まれた時、「すみません。ここに足を置いた私がうかつでした。」
と自分が謝ることで、その場の雰囲気を良く保つこと。本来ならば、それを受けて「いえいえ。こちらこそ・・・」となる
はずですが、今の時代はどうでしょうか???
「時泥棒」・・・断りなく相手を訪問したり、又は、約束の時間に遅れるなどで相手の時間を奪うのは、重い罪に当た
るということです。昔から日本人は時間に厳しいということ。つまり、それも相手への思いやりから来ているというこ
とです。
こんなしぐさが自然に出来る日本人の文化は素晴らしいと思います。瀬戸南高校の中でも例えば、トイレのスリッ
パは次の人が履きやすいような向きにしておくことも立派な江戸しぐさだと思いますし、言い換えれば 「瀬戸南しぐ
さ」だと思います。いろんな場面で、「江戸しぐさ」「瀬戸南しぐさ」が定着されれば、さらに生活しやすい瀬戸南高校
や社会になると思います。
それでは、明日からの40日間の夏休み、何かをしようと志せば、何かが生まれます。何もしないでただぶらぶら
して過ごせば、あっという間に、しかも何の収穫もなく終わってしまう40日間です。 暑さと誘惑に負けずに、勉強や
実習や部活動に計画的に取り組んでください。それでは2学期始業式に、また元気に会えることを祈念して、1学期
終業式の式辞とします。
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平成25年7月19日(金)
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1学期・表彰式
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1学期終業式
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校長式辞
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谷口教務課長より
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有吉進路指導課長より
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馬場生徒課長より
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桃源祭決起集会
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