善行表彰・消防士を目指して

 生物生産科3年の藤谷翔太君は、将来消防士になることを夢見ている。きっかけは1年9ヶ月前の2011.3.11
に発生した東日本大震災である。被災地の状況を刻々と知らせるテレビの画面や新聞記事。凍えるような寒さの中
を、懸命に人命救助をしている消防士や自衛隊の方たちの姿を見たからである。人のために役に立つことがしたい
そう思い始めた彼は、生徒会長にも立候補し、生徒会の先頭に立って東日本大震災へ義援金を送るための募金活
動をしたり、 個人では夏の岡山花火大会の翌日、地域の旭川清掃ボランティアの方と共に、河川敷に散乱している
ゴミを拾って回った。今までは、花火をして楽しんでいる側で、後かたづけはあまり気にしたことがなかったが、ボラン
ティアに参加してみて、後かたづけの大切さがよくわかったと話す。 卒業後は岡山市内の専門学校に進学し、夢の
実現に向けて挑戦を続ける。
 この度、赤磐警察署長から「善行少年」の表彰を受けた3団体3個人の内の一人である。

平成24年12月21日(金)


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