1学期終業式式辞(校長室より)

連日暑い日が続いていますが、今日で1学期が終わります。
夏休みを前に、1学期を振り返ってみて、良かったことや印象に残ったことを3つほど話をします。
まず、一つ目は、部活動が昨年度と比較して活発になっていると思います。運動部では、2年前、愛好会でスタートした軟式野球と弓道が、5月1日の生徒総会で部への昇格が承認され、運動部の数が10になりました。その10ある運動部の内の8つの部が県大会に出場することができました。練習においても、毎週のように、他の高校に練習に出向いたり、県外に遠征して練習試合をしたりするなど、積極的に他校の生徒と交流をしながら、レベルアップを図っている部も多くなってきました。
文化部においては、美術部が2年連続「高校生美術コンクール」で金賞と銀賞を受賞したり、吹奏楽部は岡山市民会館で6月に行われた「高等学校吹奏楽祭」に瀬戸南高校単独として、初めて出場したりしました。先生も市民会館に行きましたが、12人という少人数でしたが、堂々とした演奏に感動しました。また、先ほどの壮行会のとおり、全国総文祭に郷土芸能部が出場するのも、素晴らしいことの一つだと思います。夏休みは普段以上に時間がつくれると思いますから、それぞれの部や同好会において、内容の濃い練習をしっかりして、実力を付けてください。

二つ目に素晴らしいと思ったことは、6月中旬、鈴木先生の1D「家庭基礎」の授業を、長谷川先生と越智先生と私の3人で参観した後、階段を下りていると、後ろから男子2人が「授業参観、ありがとうございました」と、自然に、本当に爽やかに声を掛けてくれて、ビックリしました。まっすぐにきちんと成長できているなぁと感心しました。

最後三つ目は、校内美化についてです。6月下旬に、本校に関係のある中学校3年の担任の先生や進路の先生25名を招いて、「瀬戸南高校の説明会」をしました。その時、長船中学校のある先生が、「校内を歩いてみて、ゴミが落ちていないので驚きました」と言ってくれました。昨年から掃除に時間一杯取り組むことを目標にしてきましたが、その成果が出つつあるのかなと思いました。
ゴミに関してはブラジルで開催されたサッカーワールドカップの時、みんなもよく知っているこんなニュースがありました。日本人サポーターの負けた試合の後でも、取り乱すことなく、しかも雨が降っている中を、観客席のゴミを拾っている姿が、世界中の大きなニュースになりました。先生自身も、そのニュースを見て、勝ち負けよりも、はるかに大切なものを見たような気がしました。

それでは、明日からの40日間という長い夏休み、暑さに負けず、進路のこと、勉強や実習、資格取得そして部活動、夏のボランティア体験など、様々な活動にしっかりと取り組んでください。
2学期始業式に、また体育館に468名全員が元気で集合できることを願って、1学期終業式の式辞といたします。

 

終業式 終業式1 終業式2 終業式3 終業式4 終業式5 終業式6