山崎樹一郎氏を迎え 映画「ひかりのおと」鑑賞

 岡山在住のトマト農家であり、映画制作も手掛けている山崎樹一郎氏がプロデュースした岡山の農業をテーマにした映画「ひかりのおと」の鑑賞会を本校で行いました。全校生徒、教職員を含め約500名が視聴し、岡山県の農業、農と共に生きる家族の姿に深い感動を受けました。この映画は、真庭市の小規模酪農農家が舞台となっており、牛の鳴き声の聞こえる本校にとってはどこかよそ事でない、リアリティの感じられる内容でした。印象深かったのは、物言わぬ牛の姿、訴えるような牛の瞳、エンドロールで流れたエネルギッシュな音、初日の出を見つめる家族の姿です。主人公のゆっくりとしたテンポで絞り出される台詞から伝わってくる叫びと決意、それを導いた家族のもたらすエネルギーの大きさ、ありがたさを感じることができました。とても味わいのある映画だったと思います。監督の山崎氏は、これからも農業をしながら岡山の農業をテーマに映画作品作りを手掛けて行かれるとのことで、その生き方はとても魅力的です。