野菜だよりVol.11「摘心と光合成の転流」

 5月19日。ほぼ全ての株において水耕メロンの人工交配が終わりました。上手く交配して受粉・受精が進むと交配2~3日後に子房が肥大してきます。

 人工交配を終えたら、次はメロンの親づるの先端を摘み取る「摘心」をします。「摘心」をすることで果実や種子へ優先的に「光合成産物」が移動し、大きな果実を得られます。ちなみに、葉で作られた「光合成産物」が葉や茎・根・果実を成長させるために運ばれることを「転流」といいます。