果樹園だよりvol.23「ジベレリン処理」

    5月15日。今日は、涼しいです。今日は朝から、ブドウを種無しにすることや、粒を大きくする働きのある植物ホルモン「ジベレリン」を用いた処理を行い始めました。シャインマスカットなど、種無しのブドウを食べたことがある人が多いのではないでしょうか。それらは全てジベレリンによって処理されたためです。今日は「ブラックビート」「藤稔」の黒系のブドウの処理を行いました。

 植物ホルモンとは、植物の成長に必要なホルモンで、植物体内で生産され、植物の成長を調整する低分子の有機化合物です。ジベレリンの他には、オーキシン、アブシシン酸、ブラシノステロイド、サイトカイニン、エチレンなどがあります。植物ホルモンはどの植物にも共通して存在し、それぞれ働きが異なります